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東京2020オリンピック・パラリンピック大会における楽曲制作に参加している
ミュージシャンの方が突然辞退されました。
後3日で開幕という時にです。
理由は中高一貫校に通っていた頃、障害のあるクラスメイトにいじめ行為をしており、
その事を1994年・1995年の雑誌のインタビューで赤裸々に語っていました。
障害のあるなしに関わらず、いじめや虐待は許されるべきものではありません。
しかもそれを武勇伝のように語っていたとか。
謝罪はしたようですが、それも心からの謝罪か、楽曲提供に参画したい一心での
その場しのぎの謝罪なのか。今後も注視したいと、
一般社団法人 全国手をつなぐ育成連合会会長が声明を出されています。
「いじめ」というブーメランが25年経って自分の元に跳ね返ってきたのです。
いじめる側の心理は、自分の心を守るための「防御」です。
自分自身の心の中にある満たされない思いや強い怒りの感情、
その気持ちがわかって貰えないことへの落胆から、
自分より弱い者へ八つ当たりとして向けられているのかも知れません。
いじめの根底には、自分を受け止めて欲しい人・認めて欲しい人に、
受け止めて貰えない・認めて貰えない、その悲しみが渦巻いて、
弱い者へ八つ当たり的に感情を爆発させてしまうのです。
未成年の場合は受け止めてくれない、認めてくれない親への怒りです。
親へぶつけられない怒りを自分より弱そうな相手にぶつけてしまうのです。
よって、いじめをなくすにはいじめる側の子と親にアプローチする必要があると思います。
しかし、その親自身も同じような欲求を持っている可能性があると思います。
そして、大人になれば子供以上にしたたかな嘘や言い訳で誤魔化す場合があるので、
かなり難しいとは思います。
しかし、世の中には全員が全員、そうであるとは限りません。
そういう親に育てられても、反面教師として真っ当な人生を歩んでいる人もいます。
その違いは何かというと、オセロゲームのように、黒をいかに白に変えて行くかです。
有名な野球選手が薬物で捕らえられました。
今は更生して講演などもされていますが、1回ですぐに更生できたかと言えばそうではなく、
何度となく捕まっています。
しかし、華々しい白の人生から一転して黒の人生へ。
これは事実として変わりません。
現在、黒の人生で離れて行った人々も、また白に転じつつある姿を見て、
人々の認識が変わりつつあるように思います。
人々の認識は自分で変えることができるのです。
よって、今回のミュージシャンにしろ、本当にイジメた方へ謝罪し、
自分でまた謙虚な姿で黒から白へと変えて行けばいいのです。
イジメる側の子は、先ず親が自分自身と自分の子供と向き合い、
黒の人生を白の人生に変えて行って欲しいです。
罪は罪として、それは事実です。
それを認め、自分はどう生きるか。
それがその人の黒を白に変える人生の可能性だと思います。
じゃ、また明日!