ここでいう所の「徳」とは、善とか正義に従う人格的能力の意味で使いますが、それは知識でも才能でもありません。毎日毎日の行動の積み重ねが「徳」になって行くと思います。
連日同じような事を書いているような気もしますが、本当にわかっているなら行動が先に出ます。わかっていない場合は口が先に出ます。
私たちは勇気とは怖いもの知らずのように思いますが、そうとは限らず、怖さを抱えたままでも一歩踏み出すその行為そのもののことです。
先ほど全日本フィギアスケートの男子フリーを見ていました。毎回同期二人に差をつけられ、悔しい思いをして諦めかけていた彼が、二人から「一緒にオリンピックに行こう!」と声を掛けられ、その言葉を信じて毎日練習に練習を重ねていました。そして本番、一度も6分間練習では成功したことのない4回転を本番で成功させたのです。そして、オリンピックへの道を一歩進みました。
もうダメだと諦めてしまうか、失敗はしてもそれでも最後まで頑張るか。その姿勢が結果を招くのです。
誠実さとは、だれも見ていない所で正しい行動を選び続けた結果なのです。
人は「正しいから行動する」のではなく、「行動した結果、正しくなる」のです。
挨拶することや約束を守るなど、日々の小さな行為が自分というものを創り上げていくのです。
今日1日の行動が後々の行動になって行くので、今、この瞬間から改めないといけないなと思います。
日常生活の行動も、小さい時からの毎日の積み重ねで習慣になり、無意識に日常生活の一部になって行くように、行動の回数が自分のものになって行くのです。
「昨日より今日、今日より明日」と言われるように、日々の積み重ねが自分を築いていくようです。
そして、正しい行動の積み重ねが「徳」を積んでいくのです。
じゃ、また明日!