世の中、どんどん変わっているのを感じます。AIも日々学習して進化しています。
そんな中で後れを取っているのが人間だと思います。
今までは知識の多い人が有利でした。他人の知らないことを知っているが故にリーダーになれる可能性があったからです。しかし、AIの出現によってその差はなくなりました。
わからなければChatGPTやその他で聞けば詳しく教えてくれます。暗記しなくても、その都度聞けばいいのです。そして、何回も聞いているうちに、頭に入るようになります。
では何が必要かと言えば「感じる力」「考える力」「判断・選択の力」「決断の力」など人間力だと思います。
私達は便利さや生活の豊かさを手に入れた代わりに、心の豊かさや感じる力を失っていきました。そして情報が簡単に手に入るようになって心が孤立化し、他人にたいする思いやりや優しさ、人間らしさが失われていきました。
よって、何事も「他人ごと」の様にしか感じられず、自分に火の粉が降りかからない限り関わろうとはせず、感動が薄れ、心を閉ざしたままです。
心を開くことは、いつでもどこからでもできます。なぜなら、自分が心を開こうと思った瞬間から、開き始めることができます。「自分の意識次第」だと思います。
歴史の大きな転換期には革命が起きています。農業革命。産業革命・情報革命。これからはどのような社会になるのかと言えば、誰しもが情報を手に入れることができるので、そういう意味では情報格差は和らいでくると思います。しかし反対に嘘の情報も溢れてくので、その選択の難しさもあると思います。
故に、それを判断するための「考える力」が必要になってくるのです。
判断する為の価値基準をどこに置くのか。今まではモノに判断基準が置かれていましたが、これからは其々の人の「意識」が基準になってくるのだと思います。
そして、意識が変わればものの見方、世界の見え方、人との関わり方、未来のつくり方さえ、その意識によって変わってくると思います。
お金があるから上で、肩書があるから上でという時代は終わりました。
自分はどう生きるのか、世の中をどうしていきたいのか、みんながしあわせになるにはどうすればよいのか。
外側の世界を変える前に、一人ひとりが自分の内側の世界を変える必要があると思います。
今年は熊の被害が相次いでいます。農家の方や被害にあわれた方は大変だと思います。
しかし熊を駆除するだけで、来年からは出なくなるのかと言えば決してそうではありません。
動物は敏感です。もしかしたら、熊が里山に降りてくるということは、これから地球におこりうる地球に対する警告ではないかと思います。
地球温暖化、煮沸化と言われてもその手立ては一向に追いついていません。一度豊かな生活を知ってしまった人間はクーラーが当たり前になって、クーラーのなかった時代など忘れてしまっています。
熊も同じです。街中のゴミ箱や民家の冷蔵庫においしものがあると学習してしまえば、お腹を空かしてあちこち山の中ヲ歩き回ることなど忘れてしまいます。
何処かちょっと傷をすればバンドエイドを貼ることしかしない。コロナが流行ればワクチンを打つ。今まで言われてこなかったのに、帯状疱疹がでるからとワクチンを打つ。これが正しい判断。選択なのだろうか。
熊の出没、大洪水、大地震など、自然界から「対処法でしか生きてこなかった人間」に対する「意識革命」への警告のような気がします。
じゃ、また明日!