私たちは新しいことをするのは不安です、よって今まで通りのことをやっておけば安心なので、新しいことに対しては、尻込みをしてしまいます。
私も「何か新しいことをしましょう!」と言われたら、いつもすぐに「ムリムリ!出来ない!」と言っていました。
でもよくよく考えたら、まだやってもいないのに、どうして即座に「ムリ!」と言えたのだろうと思いました。
本来は何事でもやってみてから、出来るかどうかがわかるはずです。なのに、やりもしないで・・・の世界です。
それはただ単に、新しいことをやる不安からだと思います。
「できるかどうかわからない」「失敗したらどうしよう」「慣れたことしかやりたくない」など。
しかし、自分には色々な能力が備わっているにも関わらず、その能力を開花せずして人は人生を終えてしまいます。
折角の自分の能力も宝の持ち腐れになってしまいます。
では、どうすれば自分の能力がわかるのかといえば、「やってみる」しかないのです。
経験や体験をすることによって、自分の知らなかった部分を知ることが出来るのです。
「できない」と思っていた自分が「できる」ことを、初めて知るのです。
例えば会社勤めの人も、自分は事務職希望で入ったので、事務職しかしません。というのは、以前ならそれで済んでいたのかも知れません。しかし、AIが導入されて事務職の仕事をAIがするようになれば、「私は事務職希望だから、他の仕事はやりません」なのか「事務職以外はやった事が無いけれど、他の仕事もやってみます」なのか。
それで自分の未来が変わってくると思います。
フランス料理のシェフが「王道のフランス料理を学んできたから、それを作り続けます」と言って作り続け、あまりお客さんが入らないまま終わってしまう人と、日本人にはフランスの王道の味が合わないのだと思い「日本人の舌に合うように工夫して、日本のお客様に食べて頂きたい」と創作のフランス料理を研究する人。結果、日本人の舌に合うように工夫したお店は予約がいっぱいになり、コロナ過でもお客様が減ることなく、満員になっていました。
後者のシェフも最初は不安でいっぱいだったと思います。しかし、折角本場で身に付けたフランス料理を日本人に食べて欲しくて、改良に改良を重ねていったのだと思います。その結果、日本人に好まれるフランス料理として、お客様が集まるようになったのです。
成功したのは、「自分にはムリ!」だとか「本場の王道しかや、りません」の姿勢ではなく、だめでも創り続けていたから、予約の取りにくいレストランになって行ったのだと思います。
よって、後者のシェフは一品一品に工夫を凝らし、毎回お客様を喜ばせています。
やりもしないうちから「できない!」というのは根拠のないただの不安でしかないのだと、最近思うようになりました。そして、やり続ければ「できない」と思っていたことも、以外と出来るようになるものだと確信しました。
じゃ、また明日!