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自立というと、誰にも頼らないで、自分1人で頑張っていくイメージです。小さい時から、「人に迷惑を掛けてはいけません」とか、「なんでも自分で出来るようにしなさい」とか、聞かされてきたので、人に何かを頼むときは、ついつい「すみません」となって小さくなってしまいます。
しかし、本当は謝る必要などないのです。お互いが相手を受け入れているのなら、むしろもっと甘えて欲しいのだと思います。甘えられないということは、まだまだ自分との間に距離があるということで、それを縮める方が意味のあることだと思います。
「迷惑」というのは悪いことではなく、むしろ「支え合う」「補い合う」という意味合いが強いと思います。
完全な人間よりも、少し不完全な人。そういうバラバラなジグソーパズルのようなものを1つ1つ合わせていくことに、価値があるのだと思います。
お互いの足りないところ、不完全な所を、助け合いながら、完全に近づけていく。その間に相手を想う優しさが育まれていくのだと思います。
「迷惑をかけてはいけない」という『分離』の世界ではなく、「迷惑をかけあって」共に成長して行く『共生』の世界。それが甘えられる人間関係だと思います。
よって、「ごめんね」とか「すみません」とかではなく、「助けてくれてありがとう」「補ってくれてありがとう」と言えば、そこには感謝が生まれ、愛が育つのです。
迷惑の代わりに、「ありがとう」を!素直に言える自分になっておいて、自分も相手もふたんブロックされているものを補え合えば、あらたな光が差し込むかも知れません。ほんのちょっとのことで、肩の力が抜け、より本当の意味で人を愛せるのかも知れません。
じゃ、また明日!