人はそれぞれエネルギーを持って生れてきていると思います。
しかし、大きくなるにつれ、そのエネルギーの方向は人によって違ってきます。
「人間性の高い人」や「徳を積んだ人」というのは、皆さん、そのエネルギーを外に向けています。
自分というものを越えて、他者や社会に対してエネルギーを使うのです。
「信念」や「志」という文字と共に。
そして、他者や社会に対して使ったエネルギーは、いつの間にか自分に返ってきているのだと思います。
赤ちゃんが笑うのは、自分以外の人のためです。にっこり笑うと周りの人はみんな癒されます。
癒されるから、また赤ちゃんの顔を覗きます。赤ちゃんは計算して笑っているのではないと思います。ただ本能的に笑うと人が寄ってきてくれるというのは、知っているのかも知れませんが、結局は自分から笑うという働きかけをしないと、人は寄ってきてはくれないのです。
大人になって、自分の事しか考えていない人、自己中心的な人、そういう人のエネルギーは自分に向いていると思います。自分あっての他人です。しかし、そういう人にはあまり人は寄ってきていません。
そして、自分のためにエネルギーを使っているのだから、さぞかし、幸せなのだろうなと思っていても、ご本人たちは、いつまでたっても、満足感、しあわせ感を感じる事が少ないのです。
他者にエネルギーが向いている人は、世のため人のためにエネルギーを使いつつ、それが生きがいになって健康でいられるし、気持ちも前向きのままで保つことが出来ているようです。
結局人は外に向かってエネルギーを発している人が、同じように外に向かてエネルギーを使っている人と相乗効果をもたらして、よりエネルギーを発して行くのだと思います。
どうせなら、エネルギーを発して人の役に立ちたいものです。
じゃ、また明日