毎日いろいろなニュースが飛び込んできます。それぞれのニュースを見ていると、こうであったらいいのになと思ったりします。
それはどこかで誰かが変えてくれることを望んでいることになります。
私は今まで世界は1つだと思っていました。自分が見ている世界、自分が見えている世界は、誰もが見ている同じ世界なのだと。でも、1人ひとり見ている世界は違うものなのです。
自分が見ている世界は自分だけが見えている世界であって、他の人とは全く一緒ではないのです。
なぜなら、自分が見ている世界は自分の心の中の「世界観」が作っているのであるから、他の人とは違うのです。
例えば、戦争映画を観ていて、戦争とは関係のない平和なくらしの映画を観たいと思えば、自分自身のフィルムを変えて、自分のプロジェクターで見るしかないのです。
他人のプロジェクターを借りると、その人が観たい映画が映ってしまうのです。
よって、自分が観たい映画、自分が望む世の中は自分自身が作り上げていくしかないのです。
自分が優しくしたい、優しくされたい。と思うなら、自分が「優しさ」を選べばよいし、
自分が誠実さを求めるなら、自分が「誠実さ」を選べばいい。
結局は、世界を変える、世の中を変えるということは、自分を変えるということであり、自分が変われば世の中、世界が変わるというからくりのようです。
それは大それたことではなく、優しい言葉、優しい表情、優しい態度、或いは誠実な言葉、誠実な表情、誠実な態度と言った、今、この瞬間にいつでもできることです。
この、自分がいつでもできることを私たちは忘れてしまい、誰かが変えてくれると錯覚をしてしまうのです。
世界が変わることを望むなら、自分がその変化を生きて行けばいい!
自分が観ているものは、すべて自分の世界に過ぎないのだと思います。
じゃ、また明日!