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わたしたちは「しあわせ」は遠い未来にあるように思って、いつもそのしあわせを追いかけようとしています。
ある程度自分の目的を果たせたとしても「自分はまだこんなものではない」「もっと良いものがあるはずだ」「もっと大きなしあわせが欲しい」などと、いつも先のしあわせの光を追いかけています。

その時に何が起こっているかと言えば、すでに目の前にある「しあわせ」を取りこぼしていっているのです。

例えば、何か作業をしたあと、ごはんとおみそ汁と漬物だけでも美味しくて「あ~!お腹いっぱい。しあわせだー!」と思う人と、「こんな粗末なものなんか要らない!フランス料理かイタリア料理を食べに行く!」と、お店を探しに行く人と。両者の捉え方には差があります。

前者は食べ物のありがたさがわかっています。食べ物に対する感謝があります。そして労働で失ったエネルギーを食べ物の命を頂くことで、また頑張れることを知っているのです。
後者はまだそこまでお腹が減っていません。ということは、そこまで自分のエネルギーを使って労働していないということにもなります。よって、目の前のごはんとお味噌汁のありがたさがわからず、遠くのシャレた店を想像しいているのです。

ご飯とお味噌汁で満ちているのに、満ちていないと思い込み、食べ物の「しあわせ」というものを認識していないのです。
こういうパターンに陥ると、せっかくのフランス料理やイタリア料理を食べても、次は「2つ星のお店じゃなくて、3つ星のお店がいい」と、そこでも2つ星の味をじっくり味わうことが出来ないのです。

それは外側の「ミシュランガイド」を求めているのであって、自分自身のカラダに合った食べ物を探しているのではないのです。
外側からしあわせを満たそうとしているのです。そして、外に求めるしあわせは、永遠に自分のものにはならないのです。

本当のしあわせは自分の内側にあるのです。
たった1つのおむすびにしあわせを感じたり、たった1枚のハガキやメールにしあわせを感じたり、たった1本の電話にしあわせを感じたり。

自分の内側に意識を向けるだけで、すでにあるしあわせに気付き、そのすでにあるしあわせに気付いた時に、自分の「しあわせ」を手にすることが出来るのです。

「今、ここ」にしかないしあわせに気付いたとき、自分の世界は輝いて見えるのだと思います。

じゃ、また明日!

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jibunoikiru@gmail.com

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