世間では大きな事や夢を語る人を「あの人は大風呂敷を広げる」とか「ビッグマウスだ」とかいう時があります。
それは聞かされた側が「とてもじゃないけれど、そどんなことはできないだろう」と思うからです。
確かにそう揶揄されてできない人の方が大半です。
しかし、それを実現させる人もいるのです。世界のトップ企業と言われている社長さんなどは、若い頃はそう言われていました。しかし、今は誰もそう言う人はいません。
なぜなら、そんなの出来るはずもない。と言われていたことを実現して行っているからです。
言っている事とやっている事、そして結果が一致しているからです。よって、「大風呂敷を広げている」とか「ビッグマウス」だとか言われていた人が、言っていた通りの事を成し遂げているからです。
大正時代の後藤新平は「大風呂敷を広げよ。ただし、それをたたむ力をもて」と言われていたとか。
それは、未来を描く勇気と、それを現実に落とし込む力、そしてそれを実行する覚悟を指しているとか。
「肚を括った人」というのは、言っていることと、やっていることが一致して結果も出されています。
そういう人は、広げた大風呂敷をちゃんと畳める人なのです。世の中には広げた大風呂敷を畳める人はごく僅かな人のようです。
よって、起業しても、行うことが苦手な人の会社は倒産という形になって行きます。呂敷を畳むということは、逃げずにやりきるということです。
広げたからには、必ず畳む。これが鉄則です。コインの裏表のように、表裏一体で1セットなのです。
これが脳と心とカラダが一致した状態です。
想像を膨らませて「構想力」と「実行力」の繰り返しによって、己を一致させていくところに、人々の信頼が付いて行くのだと思います。
「誰に・何を・なぜ伝えるか」は、「信頼をどう設計するか」になってい行くと思います。
大風呂敷と言われる構想は、どんどん膨らませても良いと思います。ただ、その描いた未来を現実に畳み込んでこそ、人々は信頼してくれるのです。「あの人は大きな事を言っていたけれど、口先だけではなかった」「言っていた事を実現させた」と。
1つになるということは、広げた大風呂敷をきっちり畳むということによって、証明されていくのだと思います。
じゃ、また明日!