年配の方に「人生の最期はどこで過ごしたいですか?」と問えば、大抵が今いる場所を選ぶと思います。
やはり誰でも慣れたところが良いので、現在の場所で現在の環境、そして知り合いのいる今の場所を選ぶと思います。
しかし、企業のトップの方は皆さん「どんな環境に自分身を置くかを選びなさい」と。
なぜなら、その選んだ場所が自分の未来を選ぶことになるのだから。
これは人生最期でなくても、もっと若い時であっても、どんな環境に自分を置くかによって、自分の人生は大きく拓かれていくので、非常に大切なことです。
大前研一氏の名言で、「人間が変わる3つの方法」として、よく用いられています。
1.時間配分を変える。
2.住む場所を変える
3.付き合う人を変える
この中にもあるように、住む場所を変えるということは、自分を変えるきっかけにもなります。
新しい環境の元、知らない人ばかりの中で日常を過ごす。これは怖いことでもあるし、知らない場所に飛び込む勇気もいると思います。しかし、その周りの環境にまた慣れていくのです。
例えば、シャッター通りの環境で毎日過ごすのか、これから栄えていく場所で過ごすのかによって、毎日の刺激が違います。若い世代が多いと、夢を語る人もいます。しかし、年配の人が多い所では、医者の話か、老後は施設に入るかどうするかの話ばかりになります。
しかし、心がワクワクする場所を選べば、そのワクワクに引っ張られて、自分も心躍る生活をしているのです。私が素敵だなと思った有名人は、皆さん90歳を超えてもなお現役のお仕事をされ、若い方たちと交流をされていました。
これも「付き合う人を変える」で、同じ年代の人と「こっちが痛い、あっちが悪い」と、カラダの話ばかりがメインになるのと、夢を語る人と未来を共に見るのとは全く違った人生になると思います。
新しい環境に飛び込むということは、今まで知らなかった自分の可能性に出会うこともあるし、新たな人との出会いは、また新たな世界を見せてくれるかもしれません。
そういう意味で、新たな場所、新たな人は自分にとって新たな可能性を引き出してくれる場所かもしれません。
自分の人生の持ち時間はどのくらいあるかわかりません。しかし、わからないからと諦めて「今まで通りの人生」を守るのか、もしかしたら20年後、もっともっと元気になっているかもしれません。
今いる場所が最後だと決めつけずに、夢のある場所を選びたいものです。
じゃ、また明日!