私たちはよく「誰と繋がっているのか」と、聞かれます。それは固有名詞ではなく、どういう人に応援され、どういう人とご縁があるかということだと思います。
なぜなら、私たちは意識的にも無意識的にも人と繋がり、影響を受けています。自分と共鳴し合える人の言葉は、「こころの栄養」にもなるからです。その心の栄養はいつしか自分の中で実を結び、自分の活力となって自分の可能性を目覚めさせてくれることもあるからです。
共鳴し合える存在とは、価値観や感情、考え方などが深く共感し、お互いに影響し合い、共に成長できる関係です。より深いレベルで繋がることが出来、お互いがお互いに良い影響を与え合う状態だと思います。
一番大切なのは、共通の価値観だと思います。共通の価値観に立った上で、お互いの考え方や行動を理解し、尊重できるかどうかだと思います。価値観が違えば同じ物事を見ても違った判断になる可能性があります。違った判断になると行動も違ってきます。同じ方向を向いてこそ協力し合うことが出来ますが、違った方向を向いていると、お互いが真逆の方向に進んでしまい、気が付くと、いつの間にか離れ離れになって、協力することさえできない関係になっています。
そしてまた、相手の感情に寄り添うことが出来るかどうかです。共に喜び、共に悲しみ感情を分かち合えるかどうか。これは人間の深さにもよると思います。今、学校や会社になじめないというのは、相手の感情に寄り添うことのできない人が増えたからだと思います。相手の気持ちを思いやる。これは子育ての出発点でもあると思います。
誰かが何かを伝えようとしたとき、真剣に向き合えるか、スルーしてしまうかによって、伝えた側のその後が変わってくると思います。
「人は人によって磨かれる」と言われますが、同じ働くということにしても、共鳴し合える人たちと一緒に仕事をするのか、文句ばっかり言ったり、叱ってばかりいる人と一緒に仕事をするかによって違います。自分がしぼんでしまうのか、響き合うことができるのかで、自分自身の成長も変わってくると思います。
よって、共鳴し合える存在と繋がるよう、自分で選択して生きていきたいなと思います。
じゃ、また明日!