私たちは瞬間瞬間に生きています。その繋がりが自分の人生となって行くのですが、時として心や意識は「今」ではなく、過去や未来で生きてしまいます。
過ぎ去った事実は変えられようがないですが、その解釈は変えられます。しかし、解釈を変えることなく過去に囚われて「今」をなおざりにしてしまいます。やがてなおざりにした「今」も過去になるのですから、「今」に集中するのが自分を生きていることになると思います。
また、目標をもって明るい未来に対してあれこれ考えるのは良いとして、まだ来ぬ未来の不安で暗くなってしまうことがあります。これも不確実な未来に時間を割くよりは、確実な「今」に集中した方が、自分を生きることになると思います。
なぜなら、自分が願っている未来の種は「今」蒔くしかないからです。今蒔いている種が自分の未来です。
そうなると、質の高い人生を送ろうと思えば、「今」現在の生き方、種の蒔き方で決まると言っても過言ではないと思います。
今、目の前にあることにどれだけ心を込めて集中しているか。今、自分自身の描いたとおりに進んでいるか。
今、やっていることを愛おしく感じながらやれているかどうか。その積み重ねが、自分の人生になって行くのです。
自分がやっていることは「今しか味わえない瞬間なのだ」と感じながら生きていけば、質の高い豊かな人生になると思います。
人生は「今、この瞬間」にどれだけ自分に忠実でいられるかに、掛かってくると思います。
今という瞬間に、自分が蒔いた種を愛をこめて育てて行くことだと思います。
今の選択の延長線上に未来の結果は待っているのです。
「目的のために自分を犠牲にする」のではなく、質の高い自分の人生のために、
「今」「ここ」を大切にしていきたいと思います。
じゃ、また明日!