「お金は回さないと増えない」というのを聞いたことがあります。手放すからまた戻ってくるのだと。
しかし、大概はお金というものは手放すと不安になるので、手元に置いておくようアドバイスされます。
しかし、お金を持っているからしあわせかというとそうでもなかったり、モノを持っていると豊かなのかというと、これもまた、そうでもないのです。
不思議なもので、豊かな人というのは、さほどお金持ちでもないし、自身難病を抱えているにも関わらず、子ども食堂や捨て猫、捨て犬の里親活動には定期的に寄付をしたりされています。そして、何かの拍子にお金が入ると、困っている人にプレゼントします。
私から見ればこういう人の方が高級住宅街に住んでいたり、高級自動車に乗り回している人よりも、心が豊かな人が多いようにじます。
貯めこんだり、手放さなかったり、鍵をかけて仕舞い込んだりして誰にも渡さず守り切るのは、決して豊かだとは言えないと思います。
流れる水が澄んでいるように、「分かち合い」のエネルギーを流せば、また違ったもので形を変えて、別の豊かさとなって自分の所に戻ってきます。
これは自分が手放して流してみないとわかりません。
本当の豊かさとは、与えて初めて自分が目覚めるようです。
「誰かの喜びになる」という体験の中で、自分の充足感が沸き上がってくるようです。
よく「誰のために生きるのか?」と聞かれますが、「自分のために生きる」と言っても、喜ぶのは自分1人だけです。
「誰かのために生きます」というと、少なくても自分とその誰かの2人の喜びになります。
そして、「自分のため」なら、自分がしんどくなればそこで終わりにします。
しかし、「誰かのため」なら、あきらめずに、頑張って最期までやってみようという気持ちになります。
どんどん色々な事にチャレンジし、そこで得たものを、また分け与えていく。
そして「大河の一滴」のようにやがて大きなうねりとなって、人々と共に「豊かさエネルギー」を分かち合いたいものです。
じゃ、また明日!