機会損失という言葉がありますが、これはビジネスにおいて、本来得られるはずだった利益や収益を逃してしまうこと。のようですが、ビジネスに限らずチャンスを失うというのも当てはまると思います。
例えば震災などで街ごと家を失った場合、まず避難場所から仮設に行き、そこから集合住宅などに移っていくと思いますが、誰しも元の自分の家があったところに帰りたいと思っています。
しかし、そこで都市計画など行政としての仕事が絡んでくると、思うように事が進みません。
結局は人々は何とかどこかに住むところを見つけて生活し始めるのです。
月日の流れは生活そのものを変えて、学校にしろ職場にしろ、新しい所でなじむしかないのです。
1~2年や3~4年なら、まだ目途を立てて待つことが出来ると思います。
しかし、見通しが全く立たない場合は、年々希望も諦めになり、新しい所での生活が主になっていきます。
10年後、20年後に「新しいマンションが立ち並びました。大型商店街も出来上がりました。皆さん帰ってきてください」と言われても、新しい学校、新しい職場に慣れてしまったり、そこに定住するためにお金を使い果たしているので、今更戻ることはできません。
結局は住宅もマンションも準備が出来る年数の違いで、ゴーストタウン化してしまうのです。
判断、選択はじっくり考えてよいと思うのですが、何かのタイムリミットがある場合は、そのタイムリミットに合わすようにもっていかないと、機会損失になってしまう場合があると思います。
コロナの時もマスク着用が義務化され、飛ぶように売れたと思います。国からも2枚づつ配布されましたが、サイズが小さすぎたのと、布やガーゼではなく不織布マスクを求められました。
何事も、求められている時に求められるものが出てこないと、機会損失になってしまって、損をする結果になるようです。
今、開催されている大阪万博に関連することでも、色々な問題も出てきていると思います。
期間が決められていることなので、その問題解決に於いてはより早く判断・選択をして、期間中により良い博覧会になっていけば、後世のお手本になる博覧会になるのではないかと思います。
じゃ、また明日!