私たちは「大切なものを大切に!」と、よく言われます。それは誰でも心得ていることだと思います。
では、どのように大切にするかは、あまり語られていません。
人間関係に於いては、仲間、同志、家族、恋人、親友など、もちろん大切にしていると思います。
しかし、どのように大切にするかが重要だといわれます。
例えば、子供はどこの家庭でも大切だと思います。
大切だから、手を貸して危険から守り、子供の言うことを全て聞き入れて、甘やかして育てるのか、
大切だから、多少の危険はあったとしても色々経験させ、1人で生きていけるよう、自立させて育てるのか。
どちらの親も子どもを大切にして育てています。しかし、親が何かあったときのことを考えれば、残された子どもはどちらの育てられ方のほうが自分は楽に生きていけるのかです。
よって、自分が大切にしている人たちをどのように大切にしていくのかが問われると思います。
ただ単に、自分の仲間だけ、同志だけ、家族だけを大切にすれば、それでその人達を大切にしていることになるのかどうか。視座を上げてみた場合、もっと自分がすべきことが見えてくるかも知れません。
昔のお城は山の上など高いところにありました。それはもしかしたら視座を高くして視野を広げることにより、視点が見えてくるからかもしれません。お城のトップは、視座を高くして、攻めてこられたらこのようにしようと高い所からの方がよく見えて戦略が練りやすいからです。また、街中も見渡せるので、民の生活も見えやすいのです。
もしも国のトップが国民を大切に思うなら、どの視座、視野、視点で考えるのが一番みんなが大切にされるのでしょう。
自分の身近な人も同じです。
どの視座に立って、どのように大切な人を大切にしていけるのでしょう。
その人のつながりのある事まで広げて考えるのか、その人の夢までを考えて大切にするのか、その人の幸せをどこまで追求しながら大切にしていくのか。
それは人それぞれです。
言えることはただ一つ。
その人だけを大切にするよりも、視座を上げてその人を大切にした方が、よりしあわせにできると思います。
じゃ、また明日!