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私達は「縁する」とか「ご縁がある」とかよく言います。
この「ご縁」と言うのは人の力を越えた繋がりと言った感じで、
インドから来た言葉のようです。
元々は「物事の原因」と言う意味だったようですが、
日本人がそこに意味付けをしたとか。
思ってもいなかった人と関係が出来、自分の生き方に変化をもたらし、
ご縁のお陰で人生を豊かで幸せなものにする。
ブッダは「尊敬と温和と満足と感謝と学びのある暮らしこそが最高の幸福」と説きました。
そう思うと、ご縁は大切にしたいものです。
日本人にとっての「ご縁」は、ただの出逢いや機会そのものと言うよりは、
結果としてそれらをもたらしてくれた、不思議な働きかけを大切にしている所です。
表面や結果だけに囚われるのではなく、背景にある目に見えないものを観るという、
日本の精神文化を意味付けしたのだと思います。
私はスピリチュアルとかヒーリングとかは、あまり知らないのですが、
宇宙と繋がっているとかはよく耳にするようになりました。
もしも「ご縁」というものが、目に見えない背景も含めるとするならば、
それは目に見えない繋がりという事にもなるのではないでしょうか。
私達は目に見えるものと目に見えないものとによって成り立っていると思います。
自分自身を振り返っても、何か望んた時には偶然にもそのことが新聞に掲載されていたり、
それに関連ある人と出逢ったりというようなことがしばしば起こりました。
私もたまたま声を掛けられて、俳句を教えてあげると言われたお婆ちゃんが、
有名な俳人だったという事を後々知りました。
また、1人で太極拳の練習をしていて声を掛けられて、基本を教えて頂いたり
本場中国から来られていた太極拳の先生の公開練習に参加させて頂いたりも、
全てご縁だと思います。
しかもその方たちはお金は要らないからと、無料で教えて下さったのです。
たまたまその時、その場にいなければ知り合うはずもない方達です。
そういう不思議なことが時々起こりました。
何か意味があるから繋がる。
何か意味があるから縁する。
もしかしたら「ご縁」はいつも目の前にあり、それに気付くか気付かないかの
違いなのかも知れません。
だからこそ、ご縁に感謝しつつ、
そのご縁を意味あるものにしていきたいと思っています。
じゃ、また明日。

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