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トルコの震災で家を失った人々が寒さに震えているニュースを目にしました。
震災と言えば阪神・淡路大震災でも、日本中と言わず世界各国から援助がありました。
よってそれ以来、震災と聞けば他人ごとではなくなってきました。
電気も何もない所で、しかも真冬の寒さは家族を失った悲しみと不安で一杯だと思います。
今までは日本赤十字社などに送っていましたが、今回は日本の使い捨てカイロが喜ばれると
聞いたので、使い捨てカイロを送りたいなと思いました。
ここが良いかなと思って見つけたら、その夜早速にTVニュースで取り上げられていました。
阪神・淡路大震災をきっかけに、その時の経験と知見を活かし、2002年1月17日に
NPO法人として発足したようです。
この「CODO海外災害援助市民センター」は、「最後のひとりまで」の理念を胸に、
「寄り添いからつながりへ」人間復興となる救援を実践しています。
支援の届きにくい人へ、最後のひとりまで長い目で復興を支援し、現地の内発性を
尊重する。
この理念があるからか、使い捨てカイロを送りたいが扱っているのかお聞きすると、
「支援の届きにくい所を援助するので、現地に行ってから何が必要かによって判断するので、
使い捨てカイロとは限りません」と言われました。
成る程、こちらが使い捨てカイロが良いだろうと思ったのはニュースの映像を見たからです。
しかし、大抵はニュースに流れる所は支援が集まっている所です。
むしろ支援の届きにくい所の支援が必要なのです。
その考えに賛同したので結局、非常に僅かですが募金という形で送りました。
CODEが目指しているのは、絆による「地球市民力」の向上です。
国と国が繋がれない場合でも、人と人はいつでも繋がることが出来ます。
其々の各地に習慣や文化の違いがあることを認めつつ、
自然災害に対する共通言語を見出して支え合って行く。
その絆が「地球市民力」の向上や世界平和に繋がると確信されているようです。
「困った時はお互いさま」これは日本で古くからある考え方です。
トルコが親日国なのは、1890年、日本との平和条約促進等の目的で東京に来ていた
トルコの使節団が、和歌山県沖で台風に遭遇しエルトゥールル号が大事故になりました。
和歌山県大島の島民は、海に投げ出された船員を不眠不休で助け出しました。
乗員656名中69名しか生存出来なかったが、この出来事はトルコ国民に心から感謝され、
トルコの教科書にも掲載され、今なお子ども達に語り継がれています。
1985年のイラン・イラク戦争では、当時のフセイン大統領がイラン上空を通る飛行機を
無差別に撃退すると宣言し、251名の日本人がイランに取り残されました。
彼らを乗せる飛行機はなく、日本政府が救護策を打ち出せずにいる中で、
500人ものトルコ人が取り残されていたにも拘わらず、日本人を乗せイランを脱出。
日本人を優先したことに対し、非難するトルコ国民は誰もいなかったとか。
1999年のトルコ北西部での地震の際には、最も迅速で包括的な支援をおこなった
国の1つが日本でした。
2011年の東日本大震災では32名のトルコの方が3週間の間、主に行方不明者の捜索を
行いました。
2023年2月6日のトルコ地震では、このような背景を知っていれば「トルコを助けたい!」
となるのも共感できます。
「困った時はお互いさま」
この精神を忘れないで生きたいです。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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