「感動」とは、感じて動く。
と書かれていたのは、相田みつを氏でした。
「情」というのは純粋な自分の意識だと思います。
頭でこねくり回していても一歩も前に生み出せない。
自分の心から湧き出る感情、心の底から突き動かされる情熱。
それが行動に結びつくのだと思います。
我々の行動は内側からの動機付けであって、外側から動機付けされるのではないのです。
自分以外の人や環境からの刺激によって行動した場合、それが長続きしなかったり、
楽しくやれていない場合は、「誰かのせい」になってしまい
自分事ではなくなってしまうのです。
反対に、その時の自分が一番良いと思った行動を選択した場合、
その時の行動は内発的動機付けであり、続けられる行動になって行くのです。
我々の欲求は人によって違うし、同じものでも人によってその強弱は違ってきます。
例えば「愛・所属」の欲求であれば、誰かと一緒にいたい、誰かと一緒に何かを成し遂げたい
欲求になるだろうし、グループや仲間とチームでプロジェクトをやりたい欲求になると思います。
また「力の欲求」であれば、自分の実力や努力を認めて貰いたいと思うし、
他人に勝ちたいと思います。
「自由の欲求」では、人に束縛されたくないし、
自分のやりたいようにしたいという欲求になります。
そういう人は、人の意見に流されることなく、自分らしくありたいと考えています。
人はそれぞれ欲求の優先順位も違うし、欲求の強さも違います。
その自分の欲求を満たすために、其々が行動しているのです。
よって、他人の欲求は変えることができないという事です。
変えることができないから、他者との違いを認めるしかないのです。
私たちは自分の描いたイメージに自分を近づけようとします。
例えば、
共にいたい人はだれなのか
最もやりたいと思う事は何なのか
自分の考えや心情は何なのか
これらが内発的動機付けに繋がってくるのです。
企業であれば「お客様の喜ぶ顔を見たい」であったり、
事業であれば「お客様が成長する姿を見たい」であるとか。
よって、自分が満たされる欲求の経験を増やしていく事が大切になるのです。
自分が心からやりたいと思う事、純粋意識から湧きたってきたこと。
これらは自分の内なる「情」から溢れ出てくるのです。
それが強ければ強いほど、エネルギーが湧いてくると思います。
じゃ、また明日!