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以前、十人十色について書いた覚えがあります。
人はそれぞれ好みが違うし意見も違っているので一律ではない。と言ったようなことを。
今日、それにふと、視点・視座が絡んできました。
つい最近までの十人十色は、十人の違いがあっても、
皆同じ底辺で横並びのイメージでした。
しかし、そこに視座・視点が加わると、それぞれの見る位置の高さや、
見る観点が違ってくるので、10人のいる場所がバラバラになって十人全体で
立体を表しているように感じ始めました。
例えば、入社一年目の人の見方と社長のその会社に対する見方が違うのは当然です。
目の前の部分を見るのか、全体を見るのか。
それによって問題点も違ってきます。
入社1年目の社員がこれは問題だと思っても、会社全体からすればもっと大切な問題があり、
それらを先に片付けないと、会社全体に影響する。
そんな場合は、新入社員が問題だと思っていることは、優先順位から行くと後回しになります。
また、視座が高いと「何のためにやるのか」という目的意識を持った行動になります。
目の前の事しか見えていないと、それはただの作業になってしまいます。
しかし、視座が高ければ目的意識を持っているので、目的から逆算した
目標での仕事の処理になります。
よって、その仕事に対するモチベーションを保つことができるのです。
視点は「どの観点で」見るのかという事なので、会社なら組織に観点を置くのか、
人間関係に観点を置くのかによって、問題の洗い直しの視点も変わってきます。
同じ十人十色でみんな違って当たり前と思っていても、それに視座・視点が加わると、
目標や問題意識、仕事の「意義」「意味」も考えるようになるという事に
気付いていませんでした。
今は3次元の世界に住んでいると思いますが、三次元こそ立体であり、
ものごとを立体的に見る必要があったのです。
十人十色でそれぞれ見方がちがいますね。と、ただ違うという平面で捉えていたけれど、
その違いが立体の違いであったのです。
そうなると、課題や問題点が浮き彫りになり、ものごとをより正確に
把握することができるのではないかと思います。
視座を高めるには、目の前の事だけを見てやって来たのですが、視線は絶えず
1歩先2歩先を見ながら、現在の仕事をやるべきだと思います。
それと視座が高い人とお話をして、その感性をすり合わせる必要があると思います。
先ずは自分の感性との違いを知り、ただ知るだけではなく、その違いをすり合わせることにより、
自分の感性を高めていくという事です。
最近は、もっと早くに気が付けば・・・。と思う事ばかりですが、
思っている暇があれば実際やった方が良いので、愚痴らないことにしますが、
それでももっと早くに気が付いていれば・・・。の話です。
じゃ、また明日!