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結婚した場合、よく言われるのが親の家との距離はスープのさめない距離が、
ちょうどいい距離感だとか。
確かに同居で嫁・姑がいつも顔を合わせていると、
お互いに気を使い疲れる場合があります。
そんな時、近くで直ぐに行ける距離であれば、困った時にはお互い助けあい、
そうでない時は、あまり鑑賞しないというのが、一番うまくいく関係だと思います。
私のジムの会員さんはこの距離を保っている方が多く、お嫁さんとお姑さんの関係を
上手く保っておられます。
子どもが小さい時は、おじいちゃん・おばあちゃんが保育園の送り迎えをし、
家に帰ってからもパパ・ママが帰って来るまでは面倒を見ています。
歳を重ねておじいちゃん・おばあちゃんが独り暮らしになると、
今度は孫が時々見に来てくれる。
そしてどの方も「一人が楽でいい」と言われています。
これは親子関係だけではなく、一般の人間関係でも言えるのではないかと思います。
近すぎると、相手を干渉しすぎて少し距離を置きたくなります。
反対に離れすぎると、忘れられたのかと思い寂しくなります。
今はメールやビデオ電話があるので、距離的に離れていても、
心は繋がっていることは出来ます。
3年目に入ったコロナ禍でも、赤ちゃんが生まれた時から見に行くことが出来ず、
抱くことも出来ないおじいちゃん・おばあちゃんも多かったと思います。
しかし、頻繁にビデオを送ってくるので、孫の成長を毎日のように見ることが出来ます。
赤ちゃんだった孫が会いに行くときは3歳です。
しかし、そこには時間の隔たりが無く、成長を見続けることが出来ていたのです。
それはSNSの良い所だと思います。
SNSが現代版「スープの醒めない距離」を演出してくれているのかも知れません。
人は誰も自分の事を見てくれていないと思うと、孤独感に襲われると思います。
反対に1人であったとしても、誰かと繋がっている関係があれば、孤独ではなくなります。
以前は「スープの醒めない距離」というのは現実的に、歩いて何分という距離でしたが、
今はSNSがその距離を縮めてくれます。
どんなに離れていても、心が繋がっていれば孤独を感じません。勇気が湧いてきます。
手をつなぐ代わりに心を繋げばいいのです。
その繋いだ心を離さない限り、1人じゃないのです。
リアルであっても、バーチャルであっても、本当に自分がこの人との関係は断ちたくないと
思ったなら、ちょうどいい距離感を保つことだと思います。
引っ付きすぎず、離れすぎず。
それが人間関係を長持ちさせるコツだと思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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