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よく「身を任す」という言葉を聞きます。
天に身を任す。自然に身を任す。運に身を任す。流れに身を任す。成り行きに身を任す。
色々と身を任すものはあると思います。
人生に身を任す場合、時代の流れに逆らう人、
或いは、時代を急ぐ人、それぞれです。
流れに逆らって生きる場合、かなり息苦しいです。
流れに加速度を付けている場合、死に急いでると言われても仕方ありません。
結局は時代の流れに身を任せるのが、一番良いのかも知れません。
風の時代は目に見えない、情報や知識などの形のないもの、
伝達や教育などが重視されるとか。
人々は今までの土の時代であった「所有」することから、
「知る」ことを求めて行くと言われています。
今まで「持つ」ことに執着していたものを手放し、
「もたないこと」に価値観を置いていく。
テレワークで住む場所、働く場所に縛られなくなり
「持たない事で生まれる自由」が拡がっていくと思います。
価値観にしても、今までの価値観に縛られることなく、
様々な考え方、様々な選択、方法など、
それによる新たな可能性が拡がって行くと思います。
今まで固執していた肩書や役割も1つに絞られず、
複数の可能性も広がって行くと思います。
会社、身分、立場、地域、枠など、あらゆるものの束縛が緩んで
自由度が増すのが、この風の時代だと思います。
そんな風の時代に大切なのは、自分の「心の枠」を自分が取り払う事だと思います。
そしてそれは自分と真剣に向き合い、自分の本心を自分が確かめるという事だと思います。
目に見えない「心」は、自分自身ですら計り知れない所があります。
自分で自分に責任を持つ限りには、自分の奥深い想いを知っておく必要があると思います。
心の枠を取り払った時に出会えた心友は、自分の可能性を拡げてくれる風を運んでくれるかも知れません。
阪神・淡路大震災から26年。
復興のシンボル曲であった「しあわせ運べるように」の歌が、神戸市歌に指定されました。
10年前の東日本大震災の時も歌われ「神戸オリジナルバージョン」と「ふるさとバージョン」があります。
残された人は「家族の分まで生きるのが自分の使命だと思っています」と語られていました。
「自分の命をどう使うか」が【使命】なら、
「天によって使われる命」も【使命】だと思います。
風に従い流れに沿う。
人生の喜びや悲しみを感じることが出来る生き方。
これを人は、先人が残したなごりとして「風流」と言ったそうですが、
これからの風の時代、コロナであっても震災であっても、
人の気持ちを思いやる「風流な人」でありたいと思います。
じゃ、また明日!