私たちは一歩踏み出すには大きな覚悟がいると思います。なぜなら、踏み出すとどうなるのか誰も教えてくれないし、その失敗の責任を負わされるのは自分なので、動けなくなってしまうのです。
そう言う場合、失敗しても精一杯やるのでその時はその時でかまわないという、ある種の覚悟が出来ている人は、一歩踏み出すことが出来ると思います。
また、何も考えなくても最初からすっと踏み出せる人もいます。
しかし、それ以外の人は何らかの抵抗を自分の中で感じながら踏み出していくのです。その抵抗は、以前何かで失敗したことがトラウマになり「また失敗するのではないか」という緊張かも知れません。或いは、見られているという視線の恐怖から固まってしまうのかも知れません。
この一歩踏み出せないという状況は色々な場面に共通していると思います。
何かを始めたり何かをやる場合、なぜそれをするのか「やる意味がわからない」。或いは「やる目的がはっきりしていない」。そしてその「やり方がわからない」。「何をすればよいのかわからない」。最後にその「結果がどうなるのか想像が出来ない」。「予測が出来ない」時です。
これらから先が見えないので不安ばかりが拡がり、一歩踏み出せないのだと思います。
何事もやり始めるのにはタイミングがあると思います。
これをやろう、あれをやろうと思っているうちに行動が伴わないので、結局は頭の中だけ素通りしてタイミングを失ってしまうのです。そして、結局過去のこととして自分の中で消えてしまうのです。
何かをやる時のその判断責任は自分に掛かってきます。よって、一歩踏み出した結果についてはどんな結果であれ、自分が引き受けなければなりません。その覚悟が自分にあるかどうかで、一歩踏み出せるか留まるかの違いになってくるのではないかと思います。
やる意味が見えなくても、何をすればよいのかその行動がわからなくても、先の見えない結果を想像するにしても、100%自分ではコントロールできない部分もあると思います。しかし、そんな中でも失敗を承知で一歩踏み出す覚悟が出来れば、自分の人生に於いて大きな前進だと思います。
じゃ、また明日!