人は時には自分を大きく見せたり、見栄を張ったりするときがあります。しかし、まったくそれらをせずにありのままの自分を表現している人もいます。そういう人たちにはそういうありのままの姿に共感した人が集まってくると思います。
この時に選択を間違えると、一見しあわせそうに見えても、時間が経てば何か自分の中で違和感を感じ始めます。
お金もあって名声もあり、仕事も順調に行っているようなのに、何かもの足りない。
それは支えがあることと、自分の方向性が一致していることとは、必ずしも同じではないということです。
外側では何もかもうまく行っていてしあわせそうに見えるはずのものが、その実、内側では何かしっくりこない、何か違和感を感じる。自分が思っていたしあわせとはこんなものではなかった。と、感じてしまうからです。
それは多分、自分が目指している理想と現実のギャップだと思います。
自分が目指していたのは、お金持ちでも肩書でもなかったら、その状態になったとしてもそこには100%の満足を覚えることは出来ないのです。
自分の目指すべき方向に共感を覚える人が周りにいたなら、たとえそんなにお金が儲からなくても、肩書がなくても満足感やしあわせを感じながら仕事が出来ると思います。
目指すべきものは「正解」というものではないのです。自分がやりたくて自分が納得していることが目指すべきものだと思います。
犬猫の殺処分ゼロを目指して、野良犬猫や人間の勝手で捨てられた犬猫を保護して、里親を探している団体などは、あまりお金もありません。仕事もきついです。しかし、彼らの目指していることは、たとえ犬猫でも生きる権利はあり、幸せになって欲しいということです。そういう同じ方向を目指している人が集まって一緒に仕事をしているので、里親が見つかり、牙をむいていた犬がしっぽを振って里親さんに付いて行く姿を見ると、しあわせや満足感を感じるのです。
人それぞれしあわせの感じ方や満足感は違います。だから余計に、自分の中で違和感を覚えたら、それを抑え込まないで、手放すことです。自分に合うサイズと、自分に合う方向に進む必要があると思います。
自分を大切にするということの1つに、自分の違和感を無視しないで、自分の思い描いている方向に進むことだと思います。
じゃ、また明日!