12月6日のNHK「新プロジェクトX」を見ました。
75万人の命を救った用水路~医師・中村哲 希望のアフガニスタン~
アフガニスタンで75万人の命を救った日本人医師・中村哲。現地に診療所を開いていた中村は、戦乱と干ばつにより作物が取れず病に苦しむ人々を救おうと立ち上がる。「今は、100の診療所よりも一本の用水路だ」と、素人ながら建設事業に挑戦。現地の人々とタッグを組み、次々と緑を取り戻していった。しかし、何者かに襲撃され志半ばで凶弾に倒れる。その遺志はいかに受け継がれたか、執念と奇跡の物語。
医師でありながら、目の前の困っている人達を見て、用水路の作り方を勉強し、自らがショベルカーを操作して用水路を作っていきました。干ばつで作物が取れなくなった人々が、今後自分達で作物を作れる方が自立していけると。
そして、長い期間用水路を作る中で後継者も育て、まだまだこれからという時に襲撃されて凶弾に倒れました。
流れの激しい川を堰き止める時、大きな石がゴロゴロ流されました。
それでも中村医師は諦めずに住民の人達に向かって言いました。
「流される石になるな! 川底に留まる、大きな石になれ!」と。
ただ、黙々と働き続ける人々を見て、上記言葉を述べたのです。
私たちはともすれば、驕り高ぶった態度に出てしまいます。
しかし、長い年月をかけて人々を喜ばせ、自分達で町を作っていくのだという信念を貫きとおした中村医師にはリスペクトしかありません。
昨日、ある方の文章に出会いました。
「本当に幸せな人」は、外の評価がゼロでも気にしていない。
・自分が大切にしたい人を大切にできているか
・自分の本心に嘘をつかずに生きられているか
・今日という一日に胸を張れるか
そして
・”自己肯定できる人”は、すでに満たされている
全力で働き続けられる理由は、「志」が軸になってるから。
”人は、魂を込めてやっている人間を放っておかない”
そしてそれは、絶対に無駄にはならない。
中村医師も生前、言葉を残していました。
世界がどうだとか、国際貢献がどうだとかいう問題に煩わされてはいけない。
それよりも、自分の回り、出会った人、出会った出来事の中で
人としての最善と尽くすことではないかという風に思います。
中村 哲
このお二人の生きざまには共通点があるような気がしました。
私も、流される石にならないで、 川底に留まる、大きな石になりたいと思っています。
じゃ、また明日!