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教育の目的とは「人間力を育てる事」だと思います。

それがいつの間にか「受験校に合格する事」。にすり替わってしまっているように思います。
確かに長い人生の中での受験というものは、1つの目標ではあると思います。
学校教育の中で勉強をしながら、クラブ活動、運動会や学芸会、体育祭や文化祭なども、それらを通じて人間教育が育まれていくものだと思います。
中学受験・高校受験も、「目標」としては当然「合格」という事なのでしょう。
しかし、それが時として「目的」になってしまい、親も子供も何が何でも合格!となってしまっています。
親がそれだけ必死になるのであれば、受験勉強を通じてビジネスのやり方を教える事も出来ます。
目標は合格!
それを達成する為には、何をどう勉強していけばよいのか、先ず本人に考えさせる。
それで行き詰ったら、学校の先生や塾の先生に相談させる。
科目ごとに征服の方法がわかれば、時系列的に実行計画表を自分で立てさせる。
そして実行そのものは、本人の自己管理。
もしも、合格できなければ自己責任において、どこが悪かったのか、何がいけなかったのか反省し、次への修正プランを考える。
結果は本人が実行してきたことの証しになります。
その現実を経験するのも、人間力を身に付ける大きなチャンスだと思います。
そこを抜きにして「点数を上げろ!」だけでは、人間力は育たないと思います。
教師は教師で、合格者を何人出したかという数字で管理されます。
よって、1人一人が受験勉強でどの位人間力を身に付けているかなど、見えてはいません。
なぜなら、自分自身が「合格者何名」という目標に縛られているからです。
教師自身が1人一人を合格させる為にはどうすれば良いかを計画し、その計画の基に指導を実行し、合格へと繋げていく。
その教師にとっても、受験指導は自分の人間力を育てるよい機会だと思います。
そう思ってやっていくと、全ては自分自身への教育だと思います。
子供達が、受験勉強って意外と楽しかったな!とか、あの経験が今に生きているよな!と思えるなら、
社会に出た時の「仕事」も楽しく出来ると思います。
じゃ、また!


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jibunoikiru@gmail.com

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