私たちの体内では3つのホルモンがあるようです。
ドーパミンの幸福。これは「やる気ホルモン」と言われていますが、安易なドーパミンは、酒・たばこ・ギャンブル・「いいね」などの「もっと、もっと」となるものです。
努力を伴うドーパミンは、「何かをやっている過程の中で充実感を感じる」ものです。
何かに熱中している時は時間を忘れるし、し終わった後は充実感があります。その努力の過程で感じることの出来る幸福感だと思います。
セロトニンは、規則正しい生活やカラダのリズムなどで分泌されるホルモンです。
朝、起きたらカーテンを開けてお日様を浴びましょう!という幸福感です。
しかし、それは慣れてしまって、時々思い出した時は幸福感を感じますが、毎朝のリズムとなってしまえば無意識にやってしまっていることがあると思います。
オキシトシンの幸福は、外側からの刺激ではなく、内側からの共感によって生まれる幸福感です。
「信頼」「絆」「感謝」など、人との繋がりを感じた時に分泌されます。
誰でも「ありがとう」と言われると、嫌な気持ちにはなりません。むしろ、こんなことで「ありがとう」と言って貰った!と、嬉しくなります。
よって、自分が「感じた」瞬間、幸福は今その瞬間、ここにあるのです。
今、日本は変わろうとし始めていると思います。
今までの「成果主義」や「効率主義」が人々を幸福に導いたかどうか。
成果主義や効率主義で少しはお金が手に入ったかもしれません。しかし、その裏では、人との繋がりを持たずして、むしろ、繋がりを持ってしまうと効率が悪くなってしまったり、成果が出なかったりするので、「幸福になるには」というノウハウばかりを追いかけ、その分「幸福を感じる」ということから離れてしまったような気がします。
コロナ以降、仕事改革で自宅で出来るようになったのもあり、子どもを自然の中でのびのびと育てたいという親の希望もあって、田舎暮らしを始めた人もいます。
それは、都会での子育てよりも田舎暮らしの子育てを希望する人も増え始めたということだと思います。
競争の中で未来を追いかけるのではなく、現在の中で過程を大切にする。
また、競争ではなく、協力や感謝の中に「幸福」はあると感じている人も増えて行っていると思います。結局は人は「繋がり」の中でしか幸福を味わうことが出来ないのではないか、と思います。
「信頼」「絆」「感謝」の気持ちを大切にしていれば、しあわせを感じて日々を過ごせるのではないかと思います。
じゃ、また明日!