「自分を変えたければ、環境を変えろ!」というのはよく聞く言葉です。
なぜなら、「人間は、環境によってつくられる存在」だからです。
同じ人物であっても、職場でのその人と家庭でのその人、友達の前でのその人と、趣味のグループでのその人。どれもその人自身なのに、それぞれの場によって見える顔が違うからです。
私自身「自分らしく生きたい」と思ってきましたが、考えてみればずーっと同じ環境の中で、「自分らしく」と思っていました。しかし、長年同じ場所にいると、見せる顔も同じになってきます。
これは環境を変えずに結果だけを変えようとしていたことになります。
そして挙句の果てには、慣れていることをする方が楽なので、そこに居座り続けます。
それでは「この環境の中での、自分らしさ」しか発揮できておらず、もしかしたらもっと違う自分を持ち合わせているかもしれないのに、その部分を引き出せないままに終わってしまいそうです。
よく「運がいい!」とか「運が悪い」とか聞きますが、運というものは「準備していた人のもとにしか訪れない」ということです。
「準備力が大切」と言われますが、まさしくその通りで、「準備x行動=結果」ということです。
準備をしているかしていないかによって、結果が違うのです。それは見えない部分なので、人は結果だけを見て「あの人は運がいい」と言いますが、それは運もあるかもしれませんが、その裏にある「準備」の結果なのです。
もしもそれを「運」というのならば、「行動する力x状況を読む力x準備してきた積み重ね」
このタイミングがかみ合った時に、最高の結果が出るのだと思います。
そして、それをより一層確実なものにするには、時代の風に乗ることだと思います。いわゆる「時代が後押しをしてくれる」という、それらのすべてのエネルギーが集まって、必要に応じた最高の結果が出るのではないかと思います。
時代の風を読むのも、状況を読む力の準備です。
結局は考えて動いてきた者にしか与えられない結果だと思います。
じゃ、また明日