お店でもセールスでも、よく売れる人というのは、自分が扱う商品・サービスを心から「好き」だと思えている人です。
それは自分が扱う商品が好きであり、その商品に対して自信があるからだと思います。
よって説明以前にその商品の好きな所があふれ出ていて、恋人を紹介するかのように存在自身がすでにメッセージになっているからだと思います。
最近は、「値引きでこれだけ安いのです!」とか、「期間限定です!」「残りわずかです!」などと、煽るような言い方をされると、それだけで商品を見る気がしなくなります。
自分が信じることを「形ではなく、行動で証明する」という生き方がありますが、これは「理念を掲げることより、実践で見せること」を意味すると思います。
例えば、実践販売など、汚れた靴を目の前で洗って見せて「これだけきれいに落ちました」とか、食べ物なら試食という形をとり、「一口食べてみてください」と言って、味を知って貰う。
私が通っていたフィットネスジムは広告を自分達でポスティングしていました。ポスティングの日を決めて、地域を分割し、歩いて通える範囲のすべての家にポスティングをしていました。
時には会員さんに出会うこともあります。すると、会員さんはこんなところまでコーチが自らポスティングしていると感動し、近所の人に勧めたりします。
また反対に配っているコーチは会員さんの苗字から、年配の方なら、ここ々から坂道を下って通ってくださっているのだと、より親しみを感じてくれているようでした。
そしてそれはまた、年配の方など気分が悪くなった時、救急車を呼ぶほどでもない場合は、コーチが家まで送っていく時に家の場所がわかっているのは非常に強みです。
自分達がポスティングをするという行動が、電話や新聞の折り込みチラシより親しみを感じるのです。
最近は、知識や言葉よりも、行動の力の方が何倍も伝わるということがわかってきました。
同じ商品をAさんとBさんから勧められた場合、どちらから買うかというと、それぞれの人間性で自分の好きな人の方から買っています。
「信じていることを言葉に出来る人は、行動もブレない」と言われますが、信じていることを行動に移せる人はなかなかいません。それが誠実な人ということになるかもしれませんが、後の世に引き継がれ、残していけるものは、真実に生きた人の人格である。と言われるのも頷けます。
自分の信じたことを実現という行動で示せる人は、真実に生きた、しあわせな人だと思います。
じゃ、また明日!