人が成長するには色々な機会があります。
一番大切なのが親との関わりです。3歳までにどれだけ愛情を感じて育つかは、それ以降のその子の成長にも影響します。最近は保育園の保育士さんや幼稚園の教諭の心ない言葉や、虐待で保育園や幼稚園に行きたがらなくなった子供もいます。これは1個の人間がこれから育つというのに、育てる現場ではあってはならないことだと思います。
学校という所も、授業内容や教師の関わり方、勉強する環境など、それぞれに違いますが、育成環境によって、生徒の心に入ってくるものが違うと思います。
特に今後、AIが知識を教えてくれるので、人間の出来る範囲は知識を教えるのではなく、それぞれの個性を生かした人間性の育成だと思います。
1人の人間を育てるには、自立を目的として導いていく必要があると思います。
そのためには「自立」を促すのですが、その子の主体性を導くには、その子自身が持つ「資質」とその子が置かれた「環境」や「人間関係」によって育まれると思います。
植物でも育つためには、豊な「土壌」と、太陽の「光」と「水」が必要なように、それらの相互作用によって、育てられ、その人の行動になって行きます。
そのためには、芽を出すための心理的に安全な土壌が必要で、その安心感が「挑戦する勇気」を育みます。
主体性は「自分で選んだ」という感覚が必要で、その感覚によって当事者意識が生まれるのです。
それは自分1人では気が付きにくく、仲間と共に何かをやるから気付き、芽生えてくるのだと思います。
お互いに学び合い、支え合って成長が促されるのだと思います。
これは社会人になっても同じだと思います。ある程度の年齢になってくると、その部署でのリーダーになってくると思います。
リーダーになるには、目標設定や人材育成、問題解決などマネジメントの総合的能力が必要になってきます。
また、課題解決をしたり相手に効果的に伝えるための相互的なデザイン力も必要になってきます。
これらは残念ながら学校教育では育まれてこなかった部分です。
よって社会に出てから自分の中に眠っている「自立」や「主体性」を引き出すために、育成環境の整った場所で自分を見つめ直す必要があるのです。
人は誰でも、主体性や自立の芽をもって生まれてきていると言われています。しかし、その芽が十分に育つ環境にいる人は稀で、ほとんどの人はせっかくの芽が上手く育たない環境で過ごしてきたようです。大人になってからでも、育成環境が整っている所で自己を見つめれば、その芽は花開くようになると思います。
自分が成長しようと思えば、そういう所に参加してみるのが一番自分を成長させられるのではないかと思います。
じゃ、また明日!