私たちは「恐れ」や「疑い」でストレスを溜めることがあります。
悩みというものは「何とか解決しよう」とか「解決しなければ」と思います。しかし、そう思えばそう思うほど、その悩みに引きずられてストレスを長引かせてしまうのです。
何か新しいことをしようとしたとき、「自信があまりないな」とか「できないかも」と、自分自身を疑ってしまったら、「できないだろう」という気持ちの方が強くなり、より一層「頑張らなければ」と思ってしまい、疲れが余計に溜まってしまいます。
もしかしたらストレスの原因は「解決できないかも」という、自分の思い込みから来ているのかもしれません。
かなり以前「マーフィーの法則」というのが流行った時がありました。その中に「仕事が予定時間に間に合わないと思っても、5時に終わると思ってやってみると、予定通り終わる」といったようなことがありました。
私はいつも定時に終わらなかったので、30分前頃から「5時には終わる!」と自分のなかで呟いて仕事をしていました。すると不思議なことに、あれだけの量であったのに、終わったのです。
「普段なら無理かもしれない」と思っていたのに、「5時には仕事を終えている自分」を思い浮かべてやると、不思議とプラスのイメージ通りになっていました。
これはマイナスのイメージで「壁」だと思っていたことが、プラスのイメージにより「出来るかも」という方向にスイッチが変わったからだと思います。
無理に「頑張ろう!」とすると力が入ってしまうので、「予定通り出来なくても、できるまでやればいいさ」と出来ることを目的とし、「結果に固執すること」ではなく、「望む未来を明確に描くこと」によって、後は、精一杯の結果がこれだからと、成り行きに任せた方がうまく行く場合があります。
予定通りできなければ困るという「恐れ」を手放し、最悪の場合でも自分が引き受けると覚悟が出来た時、心は軽くなり、悩みはただの「風景」となる可能性があります。
「できないかもしれない」という自分だけの世界に対する疑いを、「できるかもしれない」という宇宙レベルの広い世界で自分を信じてみるのも、1つの方法かもしれません。
じゃ、また明日!