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「育つ」は主語にあたるものが育つ伸びていくという、本能として備わっているものだと思います。
「育てる」は、育てる人と育てられる人がいて二人の関係になってきます。
「育てる」には時として、食い違いが起こってくる場合があります。
子どもは「こんな風に育ちたい」と思っていても、親が「こんな風に育ってほしい」「あんな風に育ってほしい」と、つい自分の理想に子どもを近づけようとします。そこで親の想いと子ども自身の想いが食い違い、すれ違いが起こってしまいます。
もう1つ「育む」というのがあります。私も知らなかったのですが、一説によると「羽・包む」から来ているというのです。親鳥がひな鳥を羽でふわっと包んでいるような感じで、「羽包む(はづつむ)」が訛って「育む(はぐくむ)」に発展したとか。
人はハグをするときは、その対象が大好きであったり、愛おしいと感じる時にすると思います。外国では日本の握手の感覚でハグしますが、あれは「初めまして」とか「敵ではありません」の表現だそうです。
「育む」という時は、相手の立場を考えた時だと思います。
相手の状況を見て、相手に合わせて、相手のペースで相手を見ていく。今、どんなことを考え、どんなことを考えているのか。を感じて、どうして欲しいと思っているのか。見えない部分を感じて想いを巡らしてみる。
心の奥深い所までくみ取って、その上で全部を受け入れる。
お互いがその姿勢でいれば、より相手を理解し、お互いを育て合っているのではないかと思います。
相手のことも自分のことも受け入れて許す。お互いをキチンと認めて、相手を見守る。
こういう状態が、相手を認め見守りながら、お互いが成長していくのだと思います。
じゃ、また明日