一時は企業でも仕事は合理化してほとんど外注でやっていたところが多かったように思います。
原因の1つは人件費削減で、今まで社員がやっていた仕事を全て外注して、正社員を減らしていく方向でした。
テレビ局でさえ、制作は外注をして、それを放映するというものが増えていたようです。
その結果、ミスや裏付けのないものがそのまま放映され、問題になることもありました。
あるシンポジュームで、マスコミの実態を聞いたことがありますが、合理化が起こると、責任の所在が曖昧になり、結局誰も責任が取れないステムになると思いました。
本来は製作者は、事件でも何でもそのことの裏付けを取るのが当たり前でした。しかし、外注すると「これを取材してください」というと現場近辺の声を取材して、その裏を取らずに作ってしまう。そして製作者に提出すると、今度は製作者側でも、きっちりとチェックせずに、外注した製品だからとそのまま放映してしまう。
注文を受けた側は、確かにいわれた通りに言われたことだけをして納品する。そして製作者側は裏付けのチェックも内容もチェックしないまま放映してしまう。これでは正確なものかどうかもわからないまま、視聴者は信じていることになります。
これは自分たちが自分達の目と耳と足で集めた情報ではありません。そこには仕事に対する夢も希望も誇りもないままに終わっています。
反対に最初は規模が小さくても、自分の夢を描き、自分達でその描いたものを作り、自分達のビジョンに向かってお客様に喜んでいただく。1つ1つに想いが込められた施設・価値を提供をしていく企業。
この両者の質の違いが働く者にとっての生きがいの違いにもなってくると思います。
そして、その結果がお客様が離れるか、増えるかの違いだと思います。
今、儲けることに重きを置くか、価値提供に重きを置くかの両方に分かれつつあると思います。
本当に価値をわかって欲しいと思うところは、どぶ板営業で直接価値を伝えているし、色々なSNSを使って広めようとしている所もあります。
本当に価値があれば、そんなに宣伝費を使わなくても、口コミで伝わるし、お客様がお客様を連れてきてくれます。
そういうお客様の方が、本当の価値がわかるし、リピーターにもなってくれます。
自分達の夢を描いて自分達で一から作っていく。そういう仕事が一番価値が伝わりやすいし、成果も出ると思います。自分から動いていかないと、修正点もわからないと思います。
chatGPTやロボットにできないこと、人間にしかできないことが、これからの仕事になって行くと思います。
じゃ、また明日!