私は自分の間違っている所や気付いていない所を言って頂くと、ありがたいと思う方なのですが、日本人の特徴かプライドをもっておられる方は、気分を害する方がいるようです。
しかし、考えてみれば指摘されないと、ずっと間違っていたら間違ったまま、そこ止まりならそこで終わってしまうので、やはり言って頂いた方がありがたいと思うのですが、私だけでしょうか。
日本人は昔から遠慮したり、奥ゆかしいことが美徳として言われてきましたが、美徳の範囲としての遠慮であったり奥ゆかしさは必要な事だと思います。
しかし、それがビジネスとなった場合、果たしてその姿勢で良いのかどうか。
日本人はあまり人に聞こうとしません。失敗も成功も自分の中だけに収めたり、会社の中だけに収めたりします。
しかし、大雑把に感じるのは、海外の人は自分のやりたい仕事のことに関しては、自分がいくら上の立場でもそれを見に行ったり、教えて貰いに行ったりしています。
そこでオープンな考え方か、クローズな考え方かの違いが出てくるのだと思います。
もっとチマチマした考え方で言うと、日本は部下の手柄は上司の手柄であり、上司の手柄は会社の手柄となります。よって、ノーベル物理学賞を貰った人であっても、その人の給料内として扱われ、少しの報奨金で終わったりします。
結果、日本のように個人の業績を素直に認めないと、各企業の優秀な頭脳はどんどん海外に流れて行っています。
そして、海外ではその人達の能力が認められ、給料も役職もどんどんUPされるので、より一層結果にコミットして頑張っておられるようです。
日本では劇場などのグッズ販売でも、その期間中に売れればよいという考えですが、期間外であったとしても売る方法を考えてグッズを作っている所もあります。
例えばレストランにしても、私など、気に入ったお店ならそこの食事券をプレゼントしたい時があります。
しかし、ほとんどのお店はお食事券を作ってはいません。需要の数が少なくても、それも1つの方法です。
あるレストランはお食事券を作っていたので、出産祝いにそこのお食事券をプレゼントしました。すると、気に入ったようで、それ以降も記念日にはそこのレストランを利用しているとか。
こういう小さなことから1つ1つ考えて、顧客満足にはどうすればよいかを日夜考えている所が、やはり人気があるようです。
起業を考えている人は、比較的若い年代の方が多いので、頭を下げてでも教えて貰いに行く方は多いですが、ある一定の年齢以上の世代の方は、聞くことが恥のような感覚で、なかなか一歩が踏み出せないようです。
しかし、素直に教えて貰うほうが、道は開けるようです。
じゃ、また明日!