最近、何か世代交代や価値観の変化が起こりつつあるような気がします。これは私だけかもしれませんが。
例えば各地で行われた様々な選挙でも、年代的な入れ替わりが起こり、若い世代が立候補してたり、当選したりしています。私と同じような古い年代の人は当選しなくなりました。ここで中堅どころと言われる40代、50代の人が増えてくれば、価値観、判断も違ってきて、選択や結果も違ってくると思います。そういう意味では現在の社会に即した価値判断で物事が進んでくるのではないかと思います。
もう1つはその価値観ですが、以前は経営マインドにしても、自己完結を目指し、その自己完結を守ることに重きを置いていたと思います。しかし最近はどことも「パーパス」「ミッション」「ビジョン」「バリュー」とかで、「企業の存在意義」「企業が果たすべき使命」「企業が目指す将来の姿」「企業が大切にする価値観」など、その企業が目指すべき方向を掲げるようになってきました。
なぜなら、それらが共通認識として社員に理解されなければ、社員の仕事に対する認識もバラバラになってしまうからだと思います。そしてそれらが1つの言葉として「社会貢献」という言葉が広がって行っているような気がします。
しかも「社会貢献」と言えば「=企業」というイメージがありましたが、最近では企業のみならず個人にも問われるようになってきました。あちこちのドラマの中でもよく聞かれますが、最近では朝ドラの「あんぱん」の中で、亡くなった医者の伯父さんの言葉です。
「何のために生まれて 何をしながら生きるのか」「何が自分のしあわせで 何をして喜ぶか」
企業も自分も「己のために生きているのではなく、社会に価値を届けるために生きている」というメッセージが自分の中でこだましています。
つい最近までは、会社が成功すればそれでよし!自分が成功すればそれでよし!というイメージが私の中にありました。しかし最近は「己のため」というゴールを設定しても誰も振り向いてはくれません。何らかの社会貢献がゴールになって行くようです。
実際に社会貢献ができていなくても、せめて「社会に価値を届ける姿勢」だけは忘れないでおきたいものです。
じゃ、また明日!