色々な業界がある中でお客様相手の仕事は、その日限りの出会いになります。そしてその時に感じた印象がそれきりになるかリピーターとなるかの分かれ道になると思います。
舞台をやっておられる方は、その日その日が真剣勝負だと言って精一杯やっておられます。
レストランや食べ物屋さんもその時の食事がお客様にとっては初めての料理なのです。
提供する側は、毎日同じことをして同じものを提供します。よって、時には飽きてきたりなおざりになったりするかも知れません。しかしお客様からすれば、それは新鮮で初めての経験です。
素晴らしい舞台やおいしい食べ物はお客様が求めているものです。それが期待していたほどではなかったら、がっかりです。
期待を大きく超える所に、仕事のやりがいはついてくるのではないかと思います。
それはお客様が求めているものをキチンと提供できているかどうかであり、求めていたものが得られなかった場合は、失望に変わってしまいます。
私はまだ観ていないのですが、映画「国宝」はどの人も「良かった!」「素晴らしい!」「あそこまでとは思わなかった!」「ぜひ見に行くべし!」「もう一回観に行きたい!」と、絶賛の嵐です。私が拝読しているメルマガ著者の方々も皆さん「期待を上回るものであった」と、言われています。
映画「国宝」は、お客様が映画館に行った日に、期待を上回るものを感じてもう一度観たいと思いながら、映画館を後にしたのだと思います。
現に7月23日時点で興行収入が68.5億円だとか。これからまだまだ伸びると思います。
「お客様の喜ぶ顔が見たいから」「お客様を喜ばせたいから」と、よく聞きますが、まさしくこれは「お客様の期待を裏切る」ことではなく、「お客様の期待を上回る」ことなのです。
どの様な業種であれ、これは通じるものがあると思います。
じゃ、また明日!