私たちは誰しも人から嫌われたくはありません。しかし、誰からも好かれようとするのも無理な話です。
お互い助け合える人を持つのは良いことだと思います。その為には、やはり信頼関係を結べる人をお互いが育てることが必要になってくると思います。
最近は、少し思い通りにならなかったり、少し嫌なことがあったりすると、すぐに関係を断ち切る人が増えてきたように思います。これはスマホなどですぐに相手をブロックしたり消去できるので、人間関係も軽く感じている人が増えてきたのだと思います。或いはゲームのように考えて、こっちがダメならそっちと、いとも簡単に乗り換えてしまうのです。
その場その場の快適さで満足してしまうような気がします。
本来人間関係や信頼関係はじっくり時間をかけて積み上げていたと思います。その過程では多少嫌なことがあっても耐えることもあるし、思い通りにならなくても目先の感情に流されずに、お互いが誠実に向き合っていたと思います。その積み重ねが相手との深い絆を育み、信頼関係が深くなっていくのだと思います。そしてこの過程が自分自身に耐久力をつけていくことにもなるのです。
「本当に優しい人」と「優しそうな人」とは違うと言われます。本当に優しい人は間違っているときには間違っていると言ってくれるし、ダメなものはダメと言ってくれます。たとえ相手から嫌われても、今、言っておかないと後で変な方向に行ってしまうと思えば、はっきりと嫌われるのを覚悟で言ってくれます。
間違っているのがわかっていながら、嫌われるのが嫌だからと黙っているのは、ある意味相手との関係の責任を果たしていないのかも知れません。
その違いはどこから来るのかと言えば、目の前を見て生きているのか、5年10年と遠い将来を見て生きているのかの違いだと思います。
そう思えば、すべての人に好かれなくても、本当に信頼できる人をお互い育て合う方が、より良い人間関係が育まれるのではないかと思います。
それは、自分中心に生きていた人が、相手中心になっていくように、自分自身も変化成長していくのだと思います。
会社に於いても、グループに於いても、家庭に於いても、どんな時でも自分の味方になってくれる人をお互い育てるということは、非常に大切なことだと思います。
そういう人を持つ経験が、人生の成功を手にすることが出来るのだと思います。
じゃ、また明日!