想像力のある人とない人と話をしていると、その差を歴然と感じます。
想像力のある人は、こちらの背景まで読みとって理解しようとしてくれるので、お互いの会話がスムーズに行きやすいし、こちらの心情も理解した上で話をしてくれます。
反対に想像力がない人と話をすると、言葉だけで受け取り、こちらの意図と違った感じに受け取られるときがあります。よって、会話もぎこちなくなり、スムーズにこちらの意図が伝わらないのです。
AIによる概要では、想像力とは、自分が経験していないこと、未来のこと、または現実には存在しないものを、頭の中で思い描く能力のことです。具体的には、過去の経験や知見、または感情を基に、まだ起こっていない出来事や、創造上のものをイメージする能力です。
とありました。
また、「遠くにあるものを近くに感じるための能力」といわれる方もいます。それはある種「引き寄せる力」なのかもしれません。何事も「自分ごと」として考えられる力だと思います。
私も神戸の震災に会う前までは、どこかで大震災があっても「大変だな」「苦労しているだろうな」と外からしか見ることができませんでした。しかし、いざ自分が震災にあうと、具体的にその状況が理解できるのです。
よって、今だったらこういうものが必要なのじゃないかな、もうすぐしたらこういうのが必要になるのではないかなと、具体的に考えることができるようになりました。そしてそれからは、震災がある度に心の痛みも感じられるようになりました。
これは「他人事」から「自分事」へ変わったきっかけだったと思います。その状況、心情がわかるようになると、自分の行動が変わってきます。今までTVのニュースなどでも、TVを見ている人の目でしか考えられませんでした。
しかし、想像力を働かせて「自分ごと」として考えるようになると、何かできないかなと考えるようになりました。
想像力を働かすということは、「未だ見ぬ世界」を想い描く力であり、目に見えないものや未来を想い描く力だと思います。それは先ずは、相手や物事に興味を待つことだと思います。興味がなければ、知りたいとか理解したいとかはあまり思わないからです。
よく「あの人は考えが浅い」とか言われますが、それは想像力に欠けているということだと思います。話している内容も自分のことだけで、人のことは考えていない。配慮というものがあまりないのだと思います。
会社などで人を雇ったり、職場内での人間関係など、やはり想像力のある人とない人では、結果が違ってくるのではないかと思います。そして、自分が楽に生きられるか、そうではないか。
自分の想像力を試してみる必要があるかなと思います。
じゃ、また明日!