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つい最近までの教育は、先生から問われて答え合わせをする教育だったと思います。
習った通りの答えを見つける作業です。
しかしAIが出てきた今、その教育方法すら変わっていくと思います。

今の小学校では、学習者が、外から与えられた問に対して答えるのではなく、学習者自身が問いを立てる「学習者中心主義」の考えが徹底しているようです。これは全国一律なのか、一部かわかりませんが、「問いの発想の転換」のようです。

企業などでも、問題発見能力が問われるようになりましたが、それと同じで、適切な問いを立てられるかどうかに考えをめぐらす時間のようです。そしてそれがテーマと問いに向き合い、自分ならではの問いを立てられた時、「自分にも問いを立てる・発見することができた」という、自己効力感を得ているようです。

そしてそれを繰り返せば「何をどのようにたずねれば、自分や相手の知りたいことがわかるのか? 問題解決に役立つのか?」という視点で問いを考えるようになるとか。そして新たな問いを重ねるうちに、「問いが自分のものになっていく」のです。

今日、ある方と話していると、小学生の姪っ子さんの宿題に読書感想文があったようです。しかし姪っ子さんは書けないから、その方に相談しました。するとその方は姪っ子さんにばれないようCGPTに、「この本の読書感想分を書いて」と打ち込むと、即座に読書感想文が出てきたようです。

そこで私が思ったのが、クラスのみんながCGPTを使うようになれば、同じ感想文になるのではないかと。
その時に姪っ子さんがどう思ったかを聞いて、その言葉をいくつか入れてCGPTに問えば、姪っ子さんの感じた読書感想文が提供されるのではないかと思いました。
これも問いの問い方だと思います。

本当にchatGPTはこちらの問いに対して忠実に答えてくれるし、資料でも絵でも音楽でもすぐに作ってくれます。
これからは、自分が答え合わせをしに行くのではなく、いかに自分が知らなかった概念や現象を引き出すことができるのか。こちらの問い方に掛かってくると思います。

これから私は「問い方」を勉強する必要があるかなと、楽しみが増えてきました。

じゃ、また明日!

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jibunoikiru@gmail.com

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