「人生100年時代」と言われて久しいですが、歳を重ねれば重ねるほど、個人の差が著しくなってきます。
今日、TVで久々に歌手の人の歌を聞きました。現在82歳。その方の20代を知っているので驚きました。
容姿も声量も昔のまま、まったく変わっていませんでした。
その年齢では寝たきりになっておられる方もいますし、家に籠っておられる方もいます。
しかし、昔と変わらず舞台の上で堂々と歌い上げ、感動すら与えてくれました。
人は誰しも最後の最後まで元気で頭もしっかりしたままで生きたいと願っています。しかし、全員が全員その願いが叶えられず、残念ながら同じ会話しか繰り返せなかったり、家族の顔も名前も忘れてしまうこともあります。
寿命が延びた分、どのように最後まで生き抜くかが自分の宿題のようになってきています。
何事にも正解などありません。言えるのは「自分はどう生きたいか」です。そしてそれを行動を伴って生きることです。自分らしいしあわせや意味、自分が生きている価値を感じながら生きれるかどうか。
人生100年時代に突きつけられた課題だと思います。
時代が風の時代になり、AIがどんどん進出し始めた今、時代の中で新たな生き方を求められているように思います。
情報や知識は誰もが共有することができ、それぞれに共感を生み出しています。よって、価値観や働き方も多様性が共有されるようになってきました。
昔のように、ただ「ピンピン コロリ」ではなく、「誰かの役に立ちたい」とか「好きなことをやり続けたい」という想いで共感しあっています。
「誰かの役に立ちたい」「好きなことをやり続けたい」というのが、冒頭の82歳の歌手の方だと思います。
「自分の歌でお客さまを喜ばせたい、元気づけたい」という想いが自分に跳ね返って、自分も「お客さまから元気を頂いている」これが82歳の現役の証だと思います。
心身共に健康で、自分のやりたいことができる環境の中、経済的にも社会的にも自立できれば、これ以上しあわせな人生はないと思います。
そんな人生でありたいと願うばかりです。
じゃ、また明日!