現在は多様性の時代だと言われています。人と人との関係も多様性の関係が深くなっていくと思います。
親子のような年齢差で助け合い、支え合う関係。世代も職業も違う波長の合う友達のような関係。
パートナーのような活かし合い、分かち合う関係。師弟のようなお互い教え合い、育て合う関係。
これらを成り立たせている要素としては、「信頼」や「安心感」、「継続」や「役割の流動性」があると思います。
本音を言って自分とは考え方が違っていても受け入れ、相手を理解しようとするから、その関係は壊れないで繋がったままなのです。また、良く見せようとする必要はなく、ありのままの自分を出していても、自然体の自分でも受け入れてくれ、お互いに認め合う。そういう姿勢がだんだんと自分の本音を出していけるのだと思います。
また、会っていなくても不思議な繋がりで、いつも傍にいていつでも相談できる安心感がある関係。
そして上下の関係ではなく、親のように守る時もあれば、逆に子どものように甘えられる時もある。
それは変幻自在にその時々によって姿を変える、広い世界の関係性です。
これこそが多様性の関係だと思います。
その関係性の源にはやはり「愛」があるのではないかと思います。
「無償の愛」「無条件の愛」です。
何も見返りがなくても、ただそうしたい。そうすることが自分のしあわせに繋がっている。
そう感じさせてもらえるだけで、ありがたいと思える関係。
今日も炊き出しボランティアに参加している方が「こんな自分でも皆の役に立っていると思うと、それだけでありがたい」と、書かれていましたが、まさしく無償の愛だと思います。
ありのままの相手を一人の人間として、ありのままに受け入れる。
違いを否定するのではなく、違いは違いとして受け入れる。
それだからこそ、お互いが安心して自分を出すことが出来るのです。
「愛されている」「信じて貰えている」という感覚の土壌があるからこそ、種は育つのです。
愛ある土壌には、愛しか育たないのです。どんな種でも育っていくと思います。
人生の中で「誰と一緒にいるか」「誰と何をやるか」と、問われますが、それを正しく判断・選択することが出来たなら、よりよい人生を送れるのではないかと思います。
心で繋がっていれあ「恋人である」とか「夫婦である」とか、「親子である」とか「パートナーである」とか、その関係性の名前など必要なく、どれにでも当てはめることはできるのです。
愛ある土壌でこそ、人はのびのびと育つのかもしれません。
じゃ、また明日!