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今年の桜は長い期間、楽しませてくれました。最初薄ピンクの花びらだったのが、散りゆく前に花の中心部が赤くなって全体に色濃くなった感じがします。これは花弁が老化し、アントシアニンという色素が合成されるからだそうですが、散りゆく前にも最後の美しさをみせてくれるのには、品格さえ感じます。
それは内に秘めたる力強さが滲み出ているからかも知れません。故に、日本の桜は存在感があるのだと思います。

私が散歩している川沿いの桜は今年は36本も切られました。老朽化しているので仕方がないかも知れませんが、まだまだ元気なのに残念でした。それ以外でもせっかくきれいに枝垂れているのに、部分的にもかなり切られていました。それでも、切られた部分からは芽が出て凛とした花を咲かせていました。

こういうのを見ると、命の尊さ、生きる力を感じて感動を与えてくれます。
植物に限らず動物でも人間でも、厳しい環境に耐えて一生懸命に行きようとする姿には美しさがあり、力強さがあります。

昨今はその生きる力のない人が、やたら人の足を引っ張って自分を保とうとしています。そして訳も分からずそれにのっかって騒ぐ人もいます。兵庫県斎藤知事に絡む自殺者が3人も出ているのは異常としか言いようがありません。SNSでの誹謗中傷が人を追い込み、自殺に追いやっています。事実を確認もせず、ただののしりたいだけのことで人の命を奪っています。

動画の切り抜きをしていた人は「強烈な言葉を使えばお金が儲かるから」
「マイクを握って誹謗中傷している立候補者を支持しているわけではなく、ただそういうのを作れば皆がみてくれるしお金が入るから」

自分のやっていることがどういう結果に繋がるのかが30代になってもわからないし、お金のためなら考えたくはないのだと思います。第三者委員会の情報を立候補した人に流した議員も、改めてインタビューされれば、あまり悪気はなく、悪いとも思っていないように見えました。

時代の流れなのか、価値観の違いなのか、善悪の判断も人それぞれですが、少なくとも自分の言動が人にどういう影響を与えるかということを考えられる人間になってほしいものです。

40代の議員さんたちのやっていることと、小中学校で起こっているいじめ問題が同じに見えて仕方ありません。自殺に追い込んでも何も感じずに日常を送っている状態。
子どもたちの手本は親や周りの大人たちです。親や周りの大人の背中を見て真似をします。

SNSは情報の共有という意味では良いのですが、それが誹謗中傷の共有にもなっています。
自分はどういう価値観で、どういう情報を得るのかを考えられる人間にならないと、間接的に人の命をうばう人が増えてくると思います。

桜に限らず、動植物は与えられた命を精いっぱい生きるだけで、人に勇気と希望を与えてくれます。
そこには我欲というものがないからだと思います。

人間である自分は、動植物のように品格のある生き方に近づけたらと思います。

じゃ、また明日!

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