タグ:

人は生きている以上、どんな場面でも人間関係はつきものです。当然合わない人もいれば、意地悪な人もいるし、圧力をかけてくる人など、ストレスを感じる人はいます。そういう人を変えようとしてもなかなか変わらないし、むしろ変えようとすればするほど、相手もこっちを変えようとするので火花が散ります。

私も人間関係でストレスを感じていた時は、相手に自分の方が正しいと認めさせようとしたり、相手を自分の思うようにさせたいと思った時でした。その時はそればかりしか考えていませんでしたが、よくよく考えてみると、自分自身は相手の方が正しいと認めようとしたかどうか。自分が相手の思うようにしたいと思ったかどうか。それにはNOでした。

結局は相手を自分の中に引っ張りこむことしか考えていませんでした。自分の考えを横においておいて、相手の考えを理解しようとも思っていませんでした。結局はお互いが自分は正しいと思って、そこから一歩も考えを変えようとしない所にストレスは発生していたのだと思います。

それは相手に変わって欲しいという、相手頼みの自分の依存でもあったのです。相手に変わって欲しい。相手に何かして欲しい。では反対に、自分は対手に対してどのようにしているのか、ということになります。相手頼みの時は自分の成長はありません。相手に何かやって欲しいと望んでいる間は、そこに留まったままなのです。

自分が少しでも成長するには、相手に対して望むのではなく、自分が相手に何を与えるかという所からの出発だと思います。本日届いたメルマガと、加藤秀視さんの「人生道場」LIVEが一部同じことを言われていました。メルマガの方は「会社や上司の問題を指摘するだけでは前に進みません。責任を伴わない批判は『何が悪いか』を語るだけで終わります。問題を指摘するだけでなく、その解決に向けて主体的に行動する姿勢が不可欠です」とありました。

「人生道場」LIVEの方でも、職場の人間関係の質問が出ていました。その時の加藤秀視さんの考えとしては「会社・上司・先輩・同僚など「相手のために自分に何が出来るのか」ということでした。「そのためには、自分が成長して、自分が他人に対して何か出来るようになること」でした。結局は解決に向けて主体的に行動する姿勢のことだと思います。

相手に期待するのではなく、自分から相手に働きかけてみる。働きかける勇気が無いのなら、先ず、自分が働きかけられる力を付ける。それが人間関係を上手くやり過ごし、信頼される人間になる方法なのかも知れません。自分が相手に対して何かして欲しいという感覚では、自分自身が良くならないのです。自分に力があれば、誰かに何かを与えることが出来るのです。

どうせなら、誰かに何かを与えて貰う人生より、誰かに何かを与える人生を歩みたいものです。

じゃ、また明日!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

投稿者

jibunoikiru@gmail.com

関連投稿

タグ:

2468枚目■ 「お互いがつながる」とは 

人間関係で大切なのは、お互いが繋がっているか...

すべて読む
タグ:

2435枚目■ 人は育んでこそ大きく育つ 

「育つ」は主語にあたるものが育つ伸びていくと...

すべて読む
タグ:

2433枚目■ 失うことを恐れない関係

人と人との関係に於いて、それを突き詰めていく...

すべて読む
タグ:

2375枚目■ 心の根っこを育む大人の躾  

以前、「お断り:躾(しつけ)の全く出来てない...

すべて読む
タグ:

2330枚目■ 大切は視座を上げて大切に 

私たちは「大切なものを大切に!」と、よく言わ...

すべて読む
タグ:

2325枚目■ 心で繋がる名もなき関係

現在は多様性の時代だと言われています。人と人...

すべて読む