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教育というのは学校だけではなく、社会に出てからでも社員教育や、

スポーツの世界でも、ずっとあると思います。

学校の時は、教師が持っている正しさを押し付けて、指導者の言う通りにする人間が

良い生徒で、言う通りにしない人間は良くない。という考えでした。

しかし今は、本人に考えさせて最も良い方法を自らが自分の責任で選び、成果を出す。

という方向に向かっているように思います。

昔はスポーツをする時でも「水を飲んだらいけない」とか「うさぎ跳びを100回する」

というように、教師や監督から言われた通りにしなければならないというものでした。

今考えたら水分補給は大事だし、うさぎ跳びはカラダを痛めます。

水を飲まずにうさぎ跳び100回すれば、試合に勝てるのかと言えば、むしろ逆です。

学校におけるスポーツというのも、人格形成の為にやっているはずです。

よって目的が全然違うのです。

勉強は自分の為にするものであって、先生の為にするのではないのです。

自分の為にするものだと自覚すれば、主体性も出てくるし、

責任も自分で取るようになります。

結果、成果も出てくるのです。

最近は内発的動機の重要さを非常に感じるようになりました。

人から言われたり、上から命令されてやるのではなく、

自分自身が「やりたい」とか「やる必要性」を感じた時、

それは行動に繋がるエネルギーとなるのです。

その内発的動機に導くのが、教育であり、真の指導者だと思います。

スポーツでも、習い事でも勉強でも、自分から求めて行った場合は、

多少の厳しさには耐えられると思います。

しかし、相手が求めてもいないのに、上から厳しく制裁して教えようとすれば、

逃げたくなるし、身にも付きません。

むしろそういうやり方よりは、質の向上「より上質を追求する」という方が

成果を出しやすいと思います。

そして、その成果も今までのやり方のように上からを押し付けるのではなく、

本人たちに考えさせ、考えている中で「こういうやり方もあるよ」

「こんなこともやって見たら?」と、情報を提供する。

本人がその情報を自分のものとして受け止め、自分事として主体性を持って

取り組んで成果が出れば、1つの良い経験となります。

しかし、上の言った通りにやって成果が出たとしても、

それは自分で勝ち取った成果ではないので、心からの自信とはなりにくいのです。

人を育てると云う事は、人間というものを中心に考えて、

責任ある人間を育てる人格形成が非常に大事だと思います。

人間関係で大切なものは、お互いの信頼関係や尊敬だと思います。

お互いがお互いを思いやる心。

この思いやる心を小さい時から育んでいれば、イジメや暴力を少しでも

防げるのではないかと思いいます。

人格形成は赤ちゃんの時の子育ての段階から始まっています。

親の子どもに対する接し方、保育園・幼稚園の先生の接し方、

小学校・中学校の教師の接し方。

これらがすべて未来の若者に繋がって行くのです。

よって、教育は決して知識やノウハウの切り売りではなく、

人格形成そのものだと思います。

じゃ、また明日!

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jibunoikiru@gmail.com

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