タグ:
遊ぶ所とご縁の無かった私は、USJ(ユニバ―サル・スタジオ・ジャパン)に、
「オアシス隊」というのがあったのを知りませんでした。
オアシス隊とは、二人一組のチームを作り、各アトラクション入り口で仕事をする
スタッフへのケアをします。
冷たいスポーツドリンク、塩分タブレット、冷たいおしぼりを用意し、
希望者に配布しています。
お客様にエンタテイメントを提供するスタッフは、熱心に仕事をするあまり、
自分が暑さに晒されていることを忘れてしまいます。
そこで労働不足の折、スタッフの健康のケアをしているのです。
これは現在人事部の担当者の方が、学生時代に園内でポップコーンを作るアルバイトを
していた時、脱水状態で体調を崩した自分の経験からの発案だとか。
確かに企業ではお給料以外にも福利厚生などもありますが、
それ以外にこういうケアをしてくれると、そこで働いている人達は
「会社は自分達の事も考えてくれているんだ」と、「会社の気持ち」を感じることが出来ます。
そして、実際にオアシス隊がケアしてくれるので「暑いけれど頑張ろう!」
という気持ちになると思うし、熱中症も防げます。
全国的にだと思いますが、水道管が古くなってきているので、近所のあちこちで
水道管の工事をしています。
皆さん炎天下の中、ヘルメットをかぶって仕事をされているのですが、
その周りの交通整理は70歳代、80歳代の年配の方ばかりです。
時には女性の方もおられます。
先日、すぐ近くで工事をしていました。
買い物から帰ってくる途中で、溝に足を入れてうずくまっている人がいました。
日の当たる場所だったので熱中症だと思い、声をかけました。
幸い意識ははっきりしていて会話できるのですが、このアルバイトは初めてだとか。
この方も70歳代の方だと思います。
何とか治まって、また交通整理のお仕事に戻ろうとしていましたが、
健康状態が気になりました。
自宅のすぐ下の高校も、共学になったため校舎を増築しています。
よって、学校の周りでは、いつも交通整理をされています。
やはり年配の方ばかりです。
オアシス隊でなくても、冷たい飲み物や塩分補給を時々誰かが配る事によって、
体調を崩さなくて済む可能性はあると思います。
今まで思いつかなかったけれど、こういう福利厚生もあってもよいのではないかと
思いました。
人手が足らない上に誰かが体調を崩せば、余計に人手が足らなくなります。
ちょっとした気の使いようで、働いている人の体調管理にもなるし、
会社に対しての気持ちも変わると思います。
建設現場や道路工事、トラックドライバーなど、これからも人手が足りません。
健康で気持ちよく働いてもらう為には、社員に対するちょっとした気遣いが、
「仕事はつらいもの」「お金のためにはたらくもの」という気持ちから、
少しでも「会社は自分達の健康を考えてくれている」「しんどいけど楽しい」
というようになり、人が集まって来るのではないでしょうか。
先日のゴリラのリーダーではないけれど「皆のしんどさは、見ているよ!」と、
暑さ対策のものを配れば、気持ちだけでも涼しくなると思います。
最近は炎天下の現場の方たちは冷却ファンジャケットを着ていますが、
まだまだ着ていない所もあります。
これからの日本の夏は40℃近いのが当たり前になって来ると思います。
どんなにAIが発達しても、現場は現場です。
オアシス隊のようなケアがその会社の人手不足を防ぐのだと思います。
じゃ、また明日!


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

投稿者

jibunoikiru@gmail.com

関連投稿

タグ:

2447枚目■ 「ない」の裏に「ある」

「ない」から「ある」という変な現象ですが、こ...

すべて読む
タグ:

2338枚目■ 人生のピークは末広がりで

「人は何のために産まれてきたか」という問いは...

すべて読む
タグ:

2280枚目■ 行動と言葉を一致させる

「言行一致」とよく言います。口で言っている事...

すべて読む

2274枚目■ 「無理」「ならどうする」

何かをやろうとする時、或いはやりたいと思う時...

すべて読む
タグ:

2235枚目■ 何を捨て何を残すか

私は昔から「マイナスの美」の美しさが好きでし...

すべて読む
タグ:

2233枚目■ 自分が自分をどう思うか 

私たちは人目を気にして生きている場合がありま...

すべて読む