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昔からそうでしたが、仕事としての事故や事件は「他人事」の感覚でしていることが
多いように思います。
マイナンバーカードが浸透しないのは、政府やお役所の仕事の仕方を
信用していないのも理由の1つにあると思います。
例えば、DV(ドメスティック・バイオレンス)の夫からようやく逃れ、
シェルターに身を寄せていたのに、役所の人が無造作にカウンターにシェルターの
住所を書いた書類を置いておいたので、夫にばれてしまい、また住む場所を
変えなければなりませんでした。
子どもはその都度、転校を余儀なくされます。
或いは、夫宛てに隠れている奥さんの書類を送り、住所がばれてしまいました。
虐待を受けている子供がようやく逃げ出して児童相談所に掛け込んだのに、
時間が遅いからと追い返してしまったり。
いじめられているのを担任に相談しても、まともに取り扱って貰えず、
むしろ、いじめている側の子どもの肩を持ったり。
これらの対処の仕方によって、人の命が奪われている事があります。
自分の仕事の意味を分かってやっていれば、決してこのような事にはならず、
問題解決、課題解決の方向に行っていると思います。
それが毎回犠牲者が出ると云う事は、仕事をただの作業としてしかやっておらず、
勤務時間をやり過ごせば給料が入って来る、という程度の意識しかないからだと
思います。
反対に、自分のやっている仕事の目的・意味を理解し、一生懸命やっている人は
過労で倒れるか、時には自殺に至ります。
この差は何なのかと言えば「当事者意識」の差だと思います。
「自分が反対の立場だったら・・・」「自分がそういう目に遭ったら・・・」
というのが考えられないのだと思います。
ものごとを「自分事」として捉えられないのだと思います。
それが強いては「他人事」としてしか捉えられないし、そこには人に対する
愛の欠片も見ることは出来ないのです。
当事者意識が無いと、無責任で中途半端な仕事になってしまうのです。
「自分のせいではない」「自分には関係ない」と、すべて人のせいにするのです。
反対に「自分事」として捉えることのできる人は、常にその仕事の目的は何か
を意識しています。
そしてその仕事をやることによって「何が解決できるのか」「もっと改善できないのか」
ということがいつも頭の中にあります。
そういう意識を持つことによって、課題発見が出来たりします。
意識レベルの違いは3つあるようです。
「当事者意識」
何事においても「自分事」として捉え、常に責任感を持って対応し、
一見すると自身には無関係な業務に関しても当事者であるかのように
親身に対応するのが特徴。
「お客さん意識」
何事も「他でやってもらうこと」が当然と考えて仕事をするタイプ。
全体的に感謝の姿勢が足りず、与えられた仕事以上は取り組もうとせず、
会社に貢献しようという意識が希薄。
「被害者意識」
自分が関わる案件でトラブルが発生した際に、自分の責任を認めないタイプ。
まるで自分が被害者であるかのように振る舞い他人に責任を押し付ける。
上手くいかなかった際に言い訳が多い。
当事者意識をもって本気で取り組めば、自ずと責任感が養われていくもの、とか。
もっともっと当事者意識をもって取り組んでいきたいと思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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