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「何がわからないのかが、わからない」と言われた時、
「わからないから、質問しているのに・・・」って思ってしまいます。
しかし、それは質問内容が抽象的過ぎて、相手がどう答えれば良いのかわからないのです。
例えば、電子レンジを買いたいと思いお店に行きました。
店員さんに「電子レンジが買いたいのです」と言った場合、
店員さんは「今、これが売れています」と、お店が売りたいものを勧めてくれます。
その時、売る電子レンジの判断基準は店員さんが決めます。
しかし、自分が求めている電子レンジは、色々使いもしない機能の付いたものより、
温めるだけのシンプルなものが欲しい場合、
先に店員さんにそれを伝えなければ、そのシンプルなものに出会えません。
今、使っているものが機能があり過ぎて使わないので、
温めるだけのシンプルなものが欲しい!と。
そこまで言うと、店員さんも、こちらのニーズに合わせて、
「それだったら、これが一番良いと思います」と、
こちらのニーズに合ったものを出して来てくれます。
という事は、今の情報を伝えないと店員さんの判断材料はなく、ゼロからの選択になります。
そうなると、自分が欲しい電子レンジに辿り着くまでには、かなりの時間を費やしてしまいます。
「とっかかり」があるかないかで、問題を解決できる可能性がかなり違ってきます。
「わからない」を解決するためには「どこに理解を妨げている要因があるのか」
を考える必要があります。
現在の情報を伝えないという事は、相手が片っ端から考える必要があり、
相手に負担を掛ける事にもなります。
よって、どこかに考えるとっかかりを伝える必要があると思います。
生きた質問をするためにも、相手の負担を減らすためにも、
出来得る限り現在の状況を伝えるのが、欲しい回答に近付くと思います。
今迄「何がわからないか、わからない」と、言っていた私は、
質問に対して真摯に取り組んでいなかったと思います。
ただ「わからないから、わからない」を繰り返すだけで、
自分の改善したい点や、要望は伝えていなかったのです。
これでは「何がわからないか、わからない」ですね。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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