• 2539枚目■ 絶望の時しか見えない景色

    人は生きていく上では何度も何度も落ち込むことがあります。
    私は落ち込む回数は非常に少ないのですが、人間が変わっているのか、落ち込んだ時は早く底まで落ち込むようにしています。悲しい音楽を聴き、より一層暗い気持ちになります。なぜなら、底までたどり着かないと上には上がれないからです。

    テニスボールでも何でも思い切り地面にたたきつけるからその反動で飛び上がってきます。
    ゆるく落とすと、あまり高く跳ね返りません。反対にきつく落とすとその反動で高く跳ね返ります。
    よって落ち込んだ時は世間で暗いと言われている音楽を聴き、気持ちをこれ以上落ちる場所が無い所まで落ち込ませます。

    すると、プールで足が底に付いた時みたいに、思い切りプールの底を蹴って水面に跳ね上がります。
    高くジャンプするには、深く沈む事が大切で、深く沈むことでしか次のステージに行く力は生み出せないのです。
    尺取り虫が思い切り力を溜めて限界まで溜めたら前に進むように、一歩一歩の前進です。

    暗い底までたどり着いたら、後は上に跳ね上がるしかないのです。水面に浮上するしかないのです。
    真っ暗闇では何も見えないから、大切なものの判断が付きません。しかし、底から跳ね上がったらあたりが明るくなり、1つ1つが見えてきます。そして底にたどり着くまでは分からなかった、大切なものとそうではないものとがはっきり見えてくるのです。

    底の真っ暗闇にいたからこそ、自分がその光を見抜ける状態になったのです。
    自分の心が整った時に、素直に目の前にあるものが見えてくるのです。
    水面に浮かび上がった時、自分の目指すべき島が見えてくるのだと思います。

    私は小さい時から「起き上がりこぼし」の人形が好きでした。何回も何回も人形を倒しても必ず起き上がってくる。それを飽きずにずっと繰り返していた記憶があります。
    そのせいか、七転び八起きと言われるように、最後は必ず立ち上がるイメージしかないのです。
    起き上がりこぼしは、赤ちゃんに起き上がるイメージを植え付ける目的があったと聞いたことがあります。

    赤ちゃんも転んでも、尻もちをついても、立ち上がろうとします。そしていつしか歩けるようになるのです。
    私たちのDNAの中には、転んでも立ち上がるという記憶が刻まれているのかも知れません。
    ならば、絶望の底でしか見えない景色は、大いに見るべきだと思います。

    じゃ、また明日!

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jibunoikiru@gmail.com