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よく「今を生きる」とか「今を大切に」とか言われます。
「明日の自分」は「今日の自分の結果」だと思うのですが、
「今」の連続が自分の人生になって行きます。
本来は「今」という瞬間にしか生きられないのです。
1秒前は過去であるし、1秒後は未来です。
よって、瞬間瞬間の「今」しか生きられないのです。
そうであるにも拘わらず、人は「今」考えるべきこと、やるべきことを、
過去を引っ張って来て、過去の経験で判断しようとします。
あるいは、まだ経験していない未来の事も過去の経験から判断しようとしています。
結局「今」という大切なことを、過去の経験から判断してしまうのです。
そうではなく、
「今、自分はどういう存在でありたいのか」
「今、自分はどういう振る舞いをしたいのか」
それが自分自身なのです。
自分で描いた脚本を、自分自身が演じるだけです
最初はお芝居をしているように、演じるだけですが、毎日の積み重ねによって、
演者ではなく、自分自身となって行くのです。
今まで、私は慣れ親しんだ「過去」を連れてきて、現在を演じていました。
しかし、いくら演じても、この瞬間の「今」ではありません。
それは錯覚であって、過去と今とは別であっても良いのです。
それを、異なっていてはいけないと思う所に落とし穴があったのです。
未来も同じです。
過去の経験から予測を立てますが、
過去であろうと、未来であろうと関係なく「今現在」なのです。
それを忘れて未だに今現在や未来をも、過去で塗りつぶそうとしていました。
過去の価値観と今の価値観は、決して同じではない。という事を、
自分に染み込ませる必要があるようです。
毎日毎日、布を染めて行くように、染めては乾かし染めては乾かしの繰り返しです。
乾かしても色が抜けなくなった時、自分色が見えてくるのだと思います。
じゃ、また明日!