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人は誰でも心の傷は多少なりとも持っていると思います。
本人も気付かないくらい軽いかすり傷程度の人もいれば、
大きな事件・事故、災害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)をはじめとする、
「心の病」に繋がる大きな傷の場合もあります。
ほんの小さな心の傷なら、心の自然治癒力で回復する場合もあるかと思います。
しかし、傷が深すぎると他人に打ち明けることもなくもっと深い傷となり、
カラダ全体を蝕むようになります。
よって、心の傷にも応急手当が必要となってくるのです。
私たちは子供の頃から、風邪を引いたり転んだりします。
このような時は暖かくして早く寝るとか、傷口を洗って絆創膏を貼る
などの手当は誰でもやります。
しかし、心の傷の場合は誰にも見せようとはせず、放置してしまいます。
心理学者のガイ・ウィンチ氏が「7つの心の傷」として挙げています。
1.自分を受け入れてもらえなかったとき
2.誰ともつがながっていないと感じるとき
3.大切なものを失ったとき
4.自分が許せなくなったとき
5.悩みが頭から離れないとき
6.何もうまくいかないとき
7.自分が嫌いになったとき
心の傷は自分では気付かない側面を持っていたり、
合併症を引き起こす場合もあるという事です。
孤独な気持ちをこじらせるとカラダに深刻なダメージを及ぼして、
寿命が短くなったり、自滅的な行動を取りやすくなったり、
さらに自分を孤独へと追い込んだりします。
心の傷は苦しいにも拘わらず、何も対処が出来ていないのが現実です。
それは、私たちが「心の手当の方法を学んでこなかったから」です。
心の傷の症状についてもあまり意識をしませんし、悪化を防ぐ方法も知りません。
よって、
「不安になる」「自分を責める」「人を避けるようになる」「自分らしくなくなる」
「何もやりたくない」「自分の何もかもに自信がもてない」
といったような感じがあれば、
『自分の心は傷付いているんだな』と自覚することが大切です。
早めの応急処置は、痛みを和らげ、悪化を防ぐという事を知っておく必要があると思います。
じゃ、また明日!