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問いは自分の知らない世界に導いてくれます。
既知の知 :すでに知っている領域や事柄
既知の未知:知らないことを知っている領域や事柄
未知の未知:知らないことすら知らない領域や事柄
すでに知っている領域は、基本的には調べなくても大丈夫な領域です。
知らないことを知っている領域や事柄は、まずは調べたくなる領域です。
知らないことすら知らない領域は、そもそも何を調べたらいいか思いつきません。
この領域こそ、新しい発見が潜んでいる可能性が高いのですが、どう調べてよいのかわかりません。
そこで大切なのが「問い」なのです。
何か考える時に、最初にちょっと立ち止まって「その領域の事だけを考えていいのか。自分の知らない領域はないのか」を、考えてみることが重要になってきます。
「インプットが変われば、アウトプットは変わる」と言われるように、面白い問いをたてて、面白いインプットをすれば、従来とは視点を変えた、面白いアウトプットに繋がります。
「自分が得る答え」は、自分が何を質問するかによって決まります。
つまり「どれだけ素晴らしい答えを得る質問をするかどうか」なのです。
例えば、テニスのコーチが「球をよく見ろ」と言う代わりに、
「ネットを超える瞬間、ボールの回転はどうなっている?」と、問いかけると、
選手は先ずボールを見ることのみに集中出来るようになるとか。
素晴らしい「問い」が、選手の素晴らしいアウトプットを引き出した典型的な例です。
(東大教養学部「考える力」の教室 ニュースより)
「問い」とは質問だと単純に考えていた私など、
「問い」の重要性や「問い」が固定観念を打破する力をもっていることに、改めて気付かされました。
じゃ、また!